2022年5月29日の朝。
ネパールの民間航空会社
Tara Air
タラエア
が運行するプロペラ飛行機
ツイン・オッター(Twin Otter)
が、離陸後行方不明に。
翌日には、残念ながら。
ネパール軍により墜落が確認されました。
乗客22名のうち
インド人:4名
ドイツ人:2名
ネパール人:16名
(うち乗員3名)
と報道されています。
世界で最も高い山岳地帯である、ネパール。
- 墜落した原因
- 墜落したフライト便名
現地のフライトスケジュール等々含めて。
調査&考察して、お伝えします。
タラエア航空(Tara Air)の会社情報
タラエア社が所有する航空機は。
以下の12機と記述されていました。
ツインオッター
(DHC 6/300)
:4機
ドルニエ機
(DO228)
:2機
STOL航空機
:6機
helping develop the rural Nepal
ネパール農村部の開発を救う
をミッションに掲げ。
定期便だけでなく。
ネパール奥地に不可欠な救援物資や、
救助チャーター便を運行する航空会社です。
墜落したツインオッターは、
カナダが開発した小型旅客機。
ウィキペディアの情報では。
DHC-6ツインオッターの乗客人数は、
19人となっていました。
未整備の短い滑走路でも離着陸が可能です。
↓参照先↓
Tara Airのサイト
ネパール飛行機事故|墜落の原因は?3つの考察
では早速、本題。
タラエア航空のツインオッターは
なぜ墜落してしまったのか?
詳細は、今後の報道が待たれる所ですが。
原因を3つ考察しました。
考察①:離陸したポカラ空港付近の天候不良?
まず、1つめの原因としては。
離陸後に、突風が吹くなどして機体に何らかの損傷を与えた可能性です。
行方不明になったのは、2022年5月29日。
離陸した時間は、9時55分。
ポカラの天気予報を確認すると?
引用先:wether forecast
ポカラの天気予報
風速:5m/s
天候:にわか雨
少し荒れ模様?となっていました。
一般的には。
追い風の風速が約8m/sを超えると
離着陸は禁止とされています
それから考えると、天候自体は許容範囲。
とは言いながらも。
ネパールは、山岳地帯。
天候が変化しやすい場所です。
離陸後の上空で突風にあおられた
可能性はゼロではないでしょう
ちなみに。
ポカラ空港の滑走路付近の様子は?
周辺にとても高い山があって、離陸が極端に難しいような地形でもありませんでした。
↑ポカラ空港の滑走路↑
ポカラ空港の近くには、フェワ湖があります。
フェワ湖の標高は約800m。
↑ポカラ空港周辺の地図↑
多くのホテルや店舗が並び、湖畔道路沿いは観光客が集中しています。
いわゆるリゾート地ですね。
考察②:乗客の定員/重量超え?
2つめは、定員オーバーの可能性です。
先程お伝えした通り。
DHC-6ツインオッターの乗客人数は、
19人でした。
これに対し。
行方不明になったと報道されたのは?
22人(乗員3人含む)
ウィキペディアに記載されている19人が、
「乗員を含まない」ものであれば?
人数的には、範囲内です。
だとしても、定員ギリギリの人数だったことが分かります。
加えて、ツイッターには。
別のTara Airの航空機で、多くの建築資材を運んでいる様子がツイートされていました。
体重のある乗客がいたら?
荷物を積み込みすぎていたら?
機体に負担がかかっていた可能性もあります。
考察③:タラエア航空|機体の整備不良?
3つめは、機体が整備不良の可能性です。
#BREAKING #NEPAL
— loveworld (@LoveWorld_Peopl) December 6, 2021
🔴NEPAL: WHEN ONE OF THE PLANE'S LANDING GEAR TIRES BURST! 😂#VIDEO PEOPLE FOUND A PRACTICAL SOLUTION! 😂
A Tara Air Aircraft's one of the landing tires bursted at #Bajura Airport on Dec 1, which caused take-off impossible. #Flash #Video #Videos pic.twitter.com/W4oxaMD4w0
2021年12月2日には。
ネパールのバージュラ空港へ着陸中のTara航空機のリアタイヤが、滑走路内でバースト。
乗客も協力して、機体を滑走路から押し出している事例がありました。
これから考えると?
定期点検などを含め、離陸した機体が正しく整備されていたのか?
という考察になります。
↓参照先↓
乗客がTaraAirの機体を滑走路から押し出している様子
ネパール飛行機事故|墜落したタラエア航空のフライト名は?
続いては、行方不明になったフライト名。
タラエア航空のフライトスケジュールは、
以下の通りです。
タラエア航空のフライトスケジュール|ポカラ→ジョムソン
便名 | 出発時間 | 到着時間 |
TRA197 | 06:15 | 06:35 |
TRA 85 | 07:05 | 07:20 |
TRA 89 | 07:55 | 08:15 |
TRA 903 | 07:55 | 09:05 |
TRA 905 | 09:35 | 09:55 |
消息を絶った旅客機は、
午前9時55分に離陸した
との情報から考えると?
該当するフライト便名は、
TRA905便
だと推定されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ネパールのポカラ空港を離陸して墜落した、
タラエア社の航空機についてお伝えしました。
非常に悲しいニュースに
なってしまいました
せめて、亡くなった方々へ報いるためにも。
墜落した原因の究明と、
今後の再発防止を願うばかりです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。