2023年5月6日に行われる、チャールズ国王の戴冠式(たいかんしき)に関わる「王冠」について、値段を含めた詳しい情報をお伝えします。
イギリス王室が所有する「お宝」は、果たしておいくら?
そんなアナタの疑問を解決します。
王冠を保管する場所の、とんでもない「セキュリティ」も含めて。
とにかく、驚きの金額です!
どうぞ、心してご覧下さいませ^^
チャールズ国王の王冠がすごい!値段はいくら?
では早速、本題。
まず最初に、チャールズ国王の王冠について「前提」をお伝えすると。
あくまでも、
(サイズ直しをしながら)イギリス王室で代々受け継がれてきた王冠が使用される
という話です。
以上を踏まえ、チャールズ国王の戴冠式に関わる「2つの王冠」をお伝えします。
①:セント・エドワード
まずは、コチラの王冠!
1661年に、チャールズ2世のために作られた王冠です。
それ以来、イギリス王室公式の戴冠式の王冠とされる一方で。
2022年9月8日に亡くなった故エリザベス女王2世(1953年)を含めて、6人の戴冠式にしか使用されていません。
The King will be crowned with St Edward’s Crown during the Coronation Service at @Wabbey on 6 May 2023.
— The Royal Family (@RoyalFamily) December 3, 2022
Made for King Charles II in 1661, the Crown has been removed from the Tower of London to allow for resizing work to begin ahead of the Coronation.
🔗 https://t.co/OAVH4JP6y5 pic.twitter.com/UrkGfshxaO
セント・エドワード王冠の値段は、約5,700万ドル
引用元:Reader’s Digest
2023年2月20日のレートで日本円に換算すると・・・
約76.6億円!
重さは、
2.23kg
約5ポンド
となっています。
かなり重たいので、当時のエリザベス女王が「下を向いてスピーチを読むことはできません。そうすると、首が折れて王冠が落ちるからです」と語ったエピソードもあるほどです。
そんな「重量級」セントエドワード王冠の【拡大画像】は、コチラ!
Detail from St Edwards crown made for King Charles II in 1661.
— King Charles II Restored (@KingCharlesIIR) June 16, 2022
Composed of solid gold set, with semi precious stones, including rubies, amethysts, sapphires, garnet, topazes and tourmalines.
Image @RCT#CharlesII #TheCrown #History #Restoration #Gold #17thcentury #KingCharles pic.twitter.com/VCYdcMCFMy
全てが豪華すぎて、1つ1つの宝石の価値が良く分からない!
②:インペリアル・ステート・クラウン
コチラは、チャールズ国王が戴冠式後、ウエストミンスター寺院を出る時に「君主」として着用する王冠です。
エリザベス女王の国葬の際、棺に置かれていた王冠でもあります。
Imperial State Crown
— Creatorskid (@Tuberoot) February 14, 2023
The crown is adorned with 2,901 precious stones, including the Cullinan II diamond, St Edward’s Sapphire, the Stuart Sapphire, and the Black Prince’s Ruby.https://t.co/UuBU5fGmKb pic.twitter.com/wopeHjxASf
王冠:金製
ダイヤモンド:2,868個
真珠:269個
サファイア:17個
エメラルド:11個
ルビー:4個
コチラの王冠の推定金額は、公式の評価は行われていないものの。
歴史的&文化的価値のため、
30億〜50億ポンド
との見積もり(非公式)があります。
2023年2月20日時点の日本円レートだと、
4,840億〜8,069億円!!
例えば、日本で年間の売上金額が5,500億円近くの企業は。
良く知られている会社だと、「キッコーマン(5,164億4,000万円)」「日清食品ホールディングス(5697億2200万円)」といった大企業。
ビックリする値段ですね!!
インペリアル・ステート・クラウンの宝石の中には。
・黒太子のルビー
(170カラット)
・スチュアートサファイア
・カリナンⅡダイヤモンド
(317カラット)
といった、有名なものが含まれています。
↓参照先↓
・Evening Standard|王冠の宝石はいくらの価値があり、チャールズ王の宝石はエリザベス女王のものと同じですか?
・strainer|日本市場・売上高ランキング
インペリアル・ステート・クラウンは、1937年に故エリザベス女王の父、ジョージ6世の戴冠式の際に作成され、1838年にビクトリア女王のために作られた王冠と変更されました。
「世界で最も読まれている」と言われる、1922年に創刊したアメリカ発祥の洋雑誌「Reader’s Digest」によると。
王冠の宝石には厳しい規則があり、
個人的に心配になるのが・・・
王冠の宝石商、ものすごくプレッシャーかかりそうですね(汗)
うっかり手がすべって落として割ってしまったら、とんでもない損失になりますからね。。
↓参照先↓
Reader’s Digest|英国の王冠の宝石の価値はどれくらいですか?
カミラ王妃の冠もすごい!
コチラは、チャールズ国王の妻であるカミラ夫人が、王妃として着用する冠。
クイーン・メリーズ・クラウンです。
Camilla, the queen consort, won’t wear the Kohinoor diamond that critics say was plundered from India under British rule to King Charles’ coronation.
— NBC News (@NBCNews) February 18, 2023
Her crown will instead include the Cullinan III, IV and V diamonds, which were mined from South Africa. https://t.co/AgOyIN6efN
当初、インドに返還を求める声もある、105カラットの「コイヌールダイヤモンド」をあしらった王冠になると予想されていましたが。
「持続可能性と効率性」の観点から、故エリザベス女王の個人的なコレクションである「カリナンダイアモンド(南アフリカ製)」が使用されます。
元々「コイヌールダイヤモンド」は、所有権に関する議論がある、「いわくつき」の宝石。
外交問題も考慮された、という形です。
ちなみに「カリナンダイアモンド」は、9個の大きなダイヤモンド。
The Cullinan Diamond 💎
— Royalinstablog (@royalinstablog) February 14, 2023
Will go on full display during the coronation on 6th of May 2023
Cullinan 1 is on ~ The Spectre
Cullinan 2 is on ~ The Imperial State Crown
Cullinan 3, 4 and 5 will be replaced on Queen Camilla’s Crown pic.twitter.com/xayc7yNwhz
最も大きい「カリナンI」は、530.2カラットもあり、推定4億ドル(日本円で536億円!)の価値があると言われています。
ただの宝石1個が、そんな値段とは・・・
いやーとんでもない金額ですね!!
↓参照先↓
Reader’s Digest|英国の王冠の宝石の価値はどれくらいですか?
チャールズ国王の王冠|保管場所のセキュリティが超厳重!
ご紹介した、豪華すぎる宝石の数々。
ここまでお聞きになると、
・どうやって保管してるの?
・セキュリティはどんな感じ?
気になりますよね!!
英国王室の宝石類を保管している「ロンドン・タワー」の「ジュエルハウス」では、以下のような厳重なセキュリティが配備されています。
・防弾ガラスによる保護
・最先端の100台以上の隠しカメラ
・22人の警備員
・38人の元軍人(住み込み)による、訪問者の管理
世界クラスのセキュリティシステム!
これなら、あの「ルパン三世」でも突破するのは難しいでしょうね(笑)
仮に強奪できたとしても・・・宝石自体に世界的な知名度があるので、すぐに足がついてしまうのでは??
実際の「ジュエルハウス」は、コチラ。
まるで、要塞(ようさい)!!
Googleマップを見る限り、かなりの人数が並んでいるので、入場料の収益もまとまった金額になりそうです。
↓参照先↓
GoogleMap|The Crouwn jewels
イギリス王室の王冠を盗んだ人はいる?
それでも、気になるのが・・・
本当に、誰も盗んだことはない??
ここまで来たら、とことん調べますよ!!
(しつこい?笑)
すると、判明したのは・・・
1671年5月9日に宝石を盗もうとした、「トーマス・ブラッド」というアイルランド人の男性。
1618年生まれで自称「大佐」のトーマス・ブラッドは、牧師に変装して宝石を盗難後に「逃亡」を図りましたが、宝石が保管されているロンドン塔を離れようとした際に逮捕されています。
それから350年間、宝石を手に入れようと近づいた人は誰もいません。
このセキュリティ体制であれば・・・さすがに今後も、盗難者は出てこないでしょうね。
↓参照先↓
BRITISH HERITAGE|王冠を盗もうとした男
まとめ
チャールズ国王の戴冠式で使用される王冠について、値段を含めた詳しい情報をお伝えしました。
金額があまりにも現実離れしていて、一般人には良く分からない世界ですね(笑)
とはいえ、イギリス王室が「大英帝国の威信」を示すには、これぐらいの金額は妥当とも言えるでしょう。
チャールズ国王、引き続き注目ですね!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!