当記事では、2022年10月末でジャニーズ事務所を退所した滝沢秀明の名前が掲載されていた学術論文について、詳しい内容(論文の内容・レベル)をお伝えします。
タッキーの活動がどれだけすごいのか?が、分かる内容になっています。
どうぞ、ご覧ください。
滝沢秀明(タッキー)の名前がイギリスの化学論文雑誌「Scientific Reports」に掲載!何が書いてある?
では早速、本題。
滝沢秀明の名前が「共著者」として出ている化学論文は、2018年に出版されています。
論文のタイトルは、「南西日本の鬼界カルデラにおける 7.3 ka の超噴火後の巨大な流紋岩溶岩ドームの形成」。
神戸大学海洋邸探査センター(KOBEC)火山学部門の客員教授である、巽 好幸(たつみ よしゆき)氏が論文の執筆者となっています。
滝沢秀明自身は、NHKの潜水取材班と共に海底に潜り、溶岩ドームそのものから岩石を採取。
↑滝沢秀明が関わったサンプル採取の画像です。
その岩石サンプルの成分が分析された結果、喜界島付近にある海底カルデラの地下に「巨大なマグマ」だまりが現在も存在している可能性が発見されています。
引用元:KOBECのサイト
一般人が内容を聞くと、だから何なの?となりますが。
大規模なカルデラの噴火は、日本列島で今後100年間に約1%の確率で発生し、1度噴火が起きると大きな被害が出るため、噴火が発生するメカニズムの解明と予測が非常に重要視されている研究分野です。
KOBECは、神戸大学附属の組織。
海底火山の活動・海底地震・津波などの海底からの災害を軽減するための調査等を行なっており、滝沢秀明が参画した「喜界島、鹿児島湾海底カルデラ」の研究において、非常に強みを持っています。
日本において、
海底火山調査のトップレベル!
そんな中、滝沢秀明が海底で採取したサンプルのおかげで、世界初の知見が発見されて論文になっています。
神戸大学練習船「深江丸(III世)」の成果。タッキーこと滝沢秀明(所属はジャニーズ事務所)さんが共著者に。巽先生話題作りうまいな~。BSプレミアムで番組が放送されるとのこと→”鹿児島沖に世界最大級の溶岩ドーム見つかる | NHKニュース https://t.co/go8gRsvSeA“
— Nori (@keaton_n18) February 10, 2018
「世界初の発見」とは、すごい成果!!
タッキーが関わった研究、ガチでした。
「Scientific Reports」の学術論文は、「無料」で入手可能!
滝沢秀明が共著者となっている論文は、学術論文。
世界中の学術論文が掲載されているデータベース「Pub Med」の「Full text links」から、「無料」で入手・閲覧が可能です。
↓参照先↓
Pub med|Giant rhyolite lava dome formation after 7.3 ka supereruption at Kikai caldera, SW Japan
とはいえ、正式な学術雑誌に掲載された論文には、全て「著作権」が発生しているので、ダウンロードした場合は「本人の研究のみ」に利用できます。
なので、PDFのテキストのコピペは禁止となっています。
・当記事も無断転載禁止です
・引用する場合、リンク先を添付ください
タッキー(滝沢秀明)が出ている論文のレベルは、すごいの?
続いて気になるのが、論文のレベル。
一般的に、学術雑誌が引用される「権威性」を示す1つの指標として「インパクトファクター(impact factor:IF)」と呼ばれる数値があります。
早速、滝沢秀明の名前が出ている論文の学術雑誌「Scientific Reports」のインパクトファクターを調べてみると・・・。
2022年10月時点で「6.8」でした。
↓参照先↓
Academic Accelerator|Scientific Reportsのインパクトファクター
この「6.8」がどれくらいすごいのか?
という所ですが、世界最高峰と呼ばれる3大科学雑誌「Nature(ネイチャー)」「Cell(セル)」「Science(サイエンス)」のインパクトファクター(2021年)と比較すると?
Nature:69.504
Cell:66.850
Science:63.714
さすがに世界最高峰の科学雑誌よりは、インパクトファクター(IF)が低いですね。
とはいえ、数学の分野で最も権威のある雑誌でもIFは5程度の場合があるので、学術分野によってバラツキがあります。
学術論文のインパクトファクターの目安としては、一般的に以下のように言われています。
IFの数値 | 論文のレベル |
---|---|
2以下 | 質が高くない論文が多い |
5前後 | 意義のある内容を しっかり報告している論文が多い |
10前後 | 新たな考え方を提示し、 面白いストーリーが必要な 一流の仕事 |
25以上 | 高い独創性や学術界へ 大きな影響を与える ほんの一握りの論文 |
以上を踏まえると、滝沢秀明の名前が出ている論文の学術雑誌「Scientific Reports(IF6.8)」は、意義のある内容をしっかり報告している論文であることが分かります。
実はワタクシも、大学院生時代の成果が英語の学術雑誌( FEBS Letters:2022年のIF4.124)に2報掲載されています(リンクはコチラ)。
なので、滝沢秀明が関わった論文がどれだけ苦労して作成されているかが、良く分かります。
まとめ
滝沢秀明の名前が共著者として掲載されている学術論文について、詳しい内容をお伝えしました。
ツイッターでは、火山探検家としてアカウントを作成し、研究者としての再スタート?ともウワサされている、タッキー。
社長業の次は、探検家&研究者となると・・・本当にマルチな才能の持ち主ですね。
今後の活動に注目して応援しましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!