丸亀製麺の商品にカエルが混入!?
え?ヤラセじゃないの??
いやー確かに、今の日本ではあまり聞かない話題ですよね。
アナタとしても、ちょっと信じられないのでは??
とはいえ、根拠もなく「デマだ!」「ウソだ!」と決めつける訳にもいきませんし・・・。
そこで、食品メーカーで品質管理の仕事をしていた経験もある、ワタクシ。
実際の画像を踏まえて、徹底考察しました!
丸亀製麺のカエルは、本当に混入した?
では早速、結論から。
諸々を踏まえると・・・
やはり、今回発生したカエルの混入は「デマやヤラセではない」と考えられます。
具体的には、以下のような根拠です。
①:丸亀製麺の公式見解
まずは、何よりの事実から。
この度、弊社丸亀製麺諫早店で販売したテイクアウト用のピリ辛担々サラダうどんにカエルが混入するという事案が、5 月 21 日(日)に発生いたしました。
お申し出をいただいたお客様、ならびに日頃から丸亀製麺をご愛顧いただいているお客様に対し、多大なるご心配とご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。
弊社では、直ちに管轄保健所に指導を仰ぎ、原材料(野菜加工工場)由来の混入と判断したため、生野菜を扱う取引先の全工場において立ち入り検査を実施し検品体制を強化いたします。
このため、生野菜(サラダミックス)を使用する一部商品につきまして 5 月 23 日、24 日および 25 日の販売を休止させていただきます。引用元:丸亀製麺HP|お詫びとお知らせ
弊社では、今回の事態を真摯に受け止め、再発防止に努めてまいります。
つまり、丸亀製麺としては、「自社の責任範囲では、絶対に混入していない!」という確証が持てなかった結果でしょう。
野菜加工場に納入される野菜の中に、日常的に「似たようなカエル」が混入する事例が発生していたのかもしれません(あくまでも個人の考察です)。
一般的に、加熱する食品に対して、虫などの生物が混入するトラブルが発生した場合は、細胞が加熱されると不検出になる指標(カタラーゼ活性)を調べると、加熱前後での「混入ルート」を絞り込む事ができます。
しかしながら、今回のケースは、加熱していない「生野菜」への混入。
「商品の提供までは絶対に混入していない!」とは、言い切れなかったのでしょう。
トラブルを不安に思った消費者に安心してもらうためにも、今後より一層の検品体制の強化が望まれますね。
②:Twitterで投稿された実際の混入画像
今回のトラブルが発覚したツイートは、コチラ。
#シェイクうどん
— 魁斗 (@kaito09061) May 22, 2023
自分が出張中に気に立っていたうどんを食べたら
何にカエル🐸
振った後に食べて最後の方まで気づかなかった
お店は3時間の営業停止の後にその日の夜から営業再開、今もサラダや同じ商品を販売中
食べる前には気をつけて pic.twitter.com/pjbxuLy9F6
5月16日:全国で発売が開始
5月21日:カエルの混入が発見される
5月22日:カエル混入の画像を投稿
5月23日:丸亀製麺が公式に謝罪
トラブルが発生した翌日の投稿です。
これは・・・ビックリしたでしょうね(汗)
カエルを発見した投稿者の方としても、まさか生きているカエルが入っているなんて、想像もつかなかったでしょうし。
- 3時間の営業停止をして販売を再開
- 今もサラダや同じ商品を販売中
という(ツイート当日の)記述が事実であるならば、そんな丸亀製麺の対応への「不信感」が、投稿につながったものと推測されます。
個人がSNSでこういった情報を拡散してしまうと、確実に世間を騒がせてしまう結果になるのは目に見えていますが・・・
それを承知の上で、この投稿がいまだに消されずに残っていることからも、確信がある根拠を持った「投稿者の覚悟」を感じます。
アナタだったら、どうしますか??
SNSが発達する前であれば、ここまでの騒動にはならなかったのでしょうが、良くも悪くも「今風」な発覚事例になりましたね。
誰もが気軽に情報発信できてしまう世の中だからこそ、食品を扱う企業としても、より衛生管理に注意する必要性を感じます。
③:丸亀製麺「ピリ辛坦々うどん」の外観
実際の製品は、どんな見た目なのか??
コチラも気になる所ですよね。
カエルが混入した丸亀製麺の「ピリ辛坦々うどん」は、「店内仕込み」をアピールしている商品です。
「ピリ辛坦々うどん」の様子については、多くのツイートが投稿されていました。
今日のlunch.は丸亀シェイクうどんのピリ辛担々サラダうどんです‼️ pic.twitter.com/c4EJ3qGULD
— ごま油が決め手 (@3km_NET) May 16, 2023
・レタス
(グリーンリーフ?)
・パプリカ(赤/黄)
・レッドキャベツ
等々の生野菜が、カップに入っています。
味の方は、高評価が多い印象でした。
丸亀製麺のサイトを見ると、テイクアウトの「ピリ辛坦々うどん」は、野菜が容器からはみ出すくらいタップリと入っている写真がありましたが、実際には、容器の中に「すきま」ができる分量になっていました。
とはいえ、パンパンに野菜が入っていると、シェイクしても混ざりませんし・・・これはこれで、妥当な設計でしょう。
この状態だと、生野菜の中心にカエルが入っていたら、外からは見分けがつかない状況もありえるかと。
↓参照先↓
丸亀製麺|ピリ辛坦々サラダうどん
【実例】野菜にカエルが混入する可能性は?
本当は、生きてるカエルを後から入れた「イタズラ」じゃないの??
そんな疑問もありますが・・・
まず、「事実」として。
レタスにカエルが混入するケースは、各所でツイートされています。
昨日、広島の娘がレタスを洗おうとしたら、ギャー、🐸がおった!と報告。これです↓😂ところがさっきニュースでスーパーで買った野菜サラダからカエルが出てきたと報道!😱ナニコレー pic.twitter.com/KqPhSdYyX4
— なおちゃんです (@okayamanoOKAN) May 17, 2023
他にも、今回と同じようなカエルが、スーパーで買ったレタスに混入している投稿がありました。
丸亀にカエルが入ってたんやね…。食べたあと出てくるのはショックやよね…。
— まい✌︎('ω'✌︎ )next5/24 (@maichun9229) May 23, 2023
おいらもスーパーで買ったレタス(サンチュかな)に入ってたことあったよ…。 pic.twitter.com/sc41yoTPcY
自然界で野菜を育てる以上、仕方がないともいえます。
こうして見る限り・・・レタスなどの野菜についたままのカエルが、加工場でも取り除かれずに店舗まで運ばれてしまった可能性は否定できませんね。
【考察】なぜ、生きたカエルの混入に気付かなかった?
じゃあ、店舗へカエルが混入したまま運ばれたとして・・・
カエルに気付かないのはおかしくない?
そんな疑問も出てきますよね!
実際に、丸亀製麺でアルバイトをしているという方からも、「万が一野菜にカエルが入ってても気づくはず」というコメントが投稿されています。
僕丸亀でバイトしてるんすよね、
— しゅうくらりん (@melxxer4n) May 23, 2023
そもそもオープンキッチンでカエルがあとから入ってくる要素も無い訳ですし、うどんも麺揚げ→ぬめり取り→水締め→容器に盛り付け→野菜を上から載せて坦々ものせる の流れでやるんでもし万が一野菜にカエル入ってても気づくと思うんすよね
う〜ん、確かに。
一般家庭で同じ作業をイメージすると、(色がレタスに似ているとはいえ)あれだけ大きなカエルが入っていたら、盛り付けする時にスタッフが発見しそうな気がしますが・・・
店舗で多くの注文が入って忙しい時間帯は、複数の作業を「流れ作業」として進めているので、気づけなかった可能性もありそうですね。
それでは、論より証拠!
実際に盛り付けしている様子がありましたので、見ていきましょう・・・
丸亀製麺「シェイクうどん」店舗での製造工程
実際の製造工程が、YouTubeのニュースで公開されています。
基本的な流れは、以下の通りでした。
この時、注目すべき所は「STEP3」ですね。
野菜が入っているケースの中にカエルが入っていたとしたら・・・そのままトングでつかんでカップへ入れる際に、(特に忙しい時間帯だと)気付かないケースもありえそうな感じです。
もし、検品体制を改善するなら、提供される直前に生野菜を「移し替える」などの工程を追加して、専門の検査員もしくはセンサーで目視確認を実施した記録を残すなどの対応が必要になってくるでしょう。
【世間の声】丸亀製麺のカエル混入
ツイッターでは、カエルが混入したツイートに対して、様々な反応がありました。
・昔、レタスを買おうと思って取った袋の底にもっとでかいカエルが鎮座してたことがあるから、まあありうる事故なんだろうね
・カエルを食べなくて良かったです
・カエルが底に沈んでたってこと?カエルは肺呼吸だから、苦しくなって浮いてくると思うのだが
・こんなに元気なカエルが中に入ってることある?
・しばらくは生野菜使用の物は、ムリってなりますね
・どっちにしろ丸亀製麺もこれからより徹底するだろうから安心して食いに行く〜
・カエルが食えるくらい安心安全な食材を使ってるんだな、むしろGood
・こういう時に、まずTwitterに投稿ってのは止めた方が良いと思うんだけど
・わざわざネットに拡散しないで良いとは思います
引用元:ツイッターより
- カエルの混入に一定の理解を示す声
- 生きたカエルの状態に疑問を持つ声
- 丸亀製麺の生野菜を不安視する声
- 今後の対応を期待する声
- ツイッターでの拡散を懸念する声
それぞれ、理解できる反応ですね。
カエルの混入について、「わざとなの?」と疑う気持ちになっているのは、アナタだけではないようです。
まとめ
2023年5月21日に丸亀製麺で発生した、カエル混入のトラブルについて、詳しい情報をお伝えしました。
今回の場合、デマやウソではないと考えます。
そんな考え方もできますが・・・やはり、全てのお客さんの心情を考えると、より徹底した管理が必要だと感じます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!