2022年9月4日の7時半に、そんなアラートが発生しましたね。
最高高度1,000kmで4,600kmを飛行したと報道されている、北朝鮮の弾道ミサイル。
・ミサイルの落下地点は?
・警報が鳴ったら、どこに逃げる?
等々について、お伝えします。
自分の身は、自分で守るためにも。
どうぞご一読ください。
北朝鮮ミサイルの落下地点はどこ?
Jアラートが発動された北朝鮮からのミサイル発射は、2022年9月4日の7時23分ごろ。
1発の中距離弾道ミサイルとの報道です。
ミサイルの軌道や落下地点は、防衛省から発表されています。
北朝鮮の弾道ミサイル|北海道から3000km東の太平洋側に落下
【国民保護情報】
— 首相官邸(災害・危機管理情報) (@Kantei_Saigai) October 3, 2022
ミサイル通過。ミサイル通過。先程のミサイルは、07時29分頃、太平洋へ通過したものとみられます。不審な物を発見した場合には、決して近寄らず、直ちに警察や消防などに連絡して下さい。
受信日時 4日07時42分
対象地域:北海道、青森県
詳細については現在分析中ですが、当該弾道ミサイルは、最高高度約1,000km程度で、約4,600km程度飛翔し、7時28分頃から7時29分頃にかけて、青森県上空を通過した後、7時44分頃、日本の東約3,200kmの我が国EEZ外に落下したものと推定されます。
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) October 4, 2022
北海道の東側から3,000kmの距離を地図で示すと、以下の通りです。
北西ハワイ諸島にあるミッドウェー島の手前ですね。
北海道周辺には、日本の陸上・航空自衛隊の駐屯地が多数点在しているので、北朝鮮に狙われた?
そんな推察もできますね。
「北海道はロシアの権利」と発言していた、ロシアと北朝鮮のつながりも感じます。
雨雲レーダーの画像では、ミサイルの落下地点が推測できる?
結論から申し上げると、雨雲レーダーと(今回の)ミサイル弾道とは、無関係のようです。
気象庁気象研究所主任研究官の荒木健太郎氏からのツイートがありました。
雨雲レーダーで北海道に空白帯が見られるのは、レーダーの電波が山で遮られているためです。ミサイルによるものではありません。誤情報にお気をつけください。 pic.twitter.com/10kfJW3PvU
— 荒木健太郎 (@arakencloud) October 3, 2022
確かに、雨雲レーダーだけを見ると。
北朝鮮のミサイルが日本上空を通過した時刻(2022年10月4日7:29分ごろ)、北海道付近の雨雲レーダーには不自然な切れ目が入っていました(黒矢印の部分)。
この画像だけを見ると、
函館の北15km程度を通過!?
のようにも見えてしまいますが・・・ミサイルの弾道とは関係がないようです。
ミサイルが通過する数十分前の時間帯にも、同じような切れ目が発生していました。
確かに考えてみると、そうですよね。
爆発もしていないミサイルが「通過」したくらいでは、雨雲は晴れないでしょう。
有事の際には、雨雲レーダーの情報を鵜呑みにしない方が得策ですね。
「誤情報」に振り回されないように、くれぐれも注意しましょう。
「排他的経済水域」って、どんなエリア?
排他的経済水域(EEZ)の外に落ちました
北朝鮮がミサイルを発射すると、よく耳にする言葉です。
EEZについては、海上保安庁のサイトに地図が示されています。
EEZ内での航行は自由ですが、漁業や天然資源の採掘・調査を「日本のみ」が優先的に実施できるエリア。
つまり、EEZ内には日本の漁船や調査船が実際に活動しています。
ミサイルがEEZに落ちた場合は、決して「ああ良かったね」という話にはなりません。
そもそもの話。
北朝鮮のミサイル発射は、日本の領土上空を超えた時点で、明らかに日本国の安全を侵略する「テロ行為」だといえます。
「遺憾」どころか、「激しい憤り」を感じますね。
日本が北朝鮮を経済制裁しても、中国やロシアがバックにいるので、北朝鮮のミサイル発射を阻止するのが難しい事を「分かった上で」行動しているようなフシも感じますね。
北朝鮮、なんという「ならず者国家」なのでしょうか。
ミサイルが飛んできたら、どこに避難したら良い?
今後もし、北朝鮮のミサイルが近くに飛んできたらどうしよう?
避難してください!と言われても、
どこに逃げたら・・・
そんな不安もありますよね。
お気持ち、良く良く分かります。
そんなアナタへ。
内閣官房「国民保護ポータルサイト」をお伝えします。
- 緊急一時避難施設
- 堅ろうな施設
(コンクリート造) - 地下施設
等々が、網羅されています。
有事の際は、一瞬の判断が生命を左右します。
アナタがお住まいの地域や通勤ルート付近の「避難場所」を事前にチェックして、いざという時に(家族を含めて)すぐに動けるように情報を共有しておきましょう。
↓参照先↓
内閣官房|国民保護ポータルサイト
弾道ミサイルと巡航ミサイルとは?
今回、北朝鮮から発射されたのは、「中距離」弾道ミサイル(火星12型)。
射程距離が約5,000kmのタイプだと考えられます。
ちなみに「長距離弾道ミサイル」と「巡航ミサイル」の違いは、以下の通りです。
どちらのミサイルにも、核弾頭を搭載可能。
北朝鮮から発射されるミサイルのほとんどが、「弾道ミサイル」となっています。
なんとも物騒なミサイルですね。
北朝鮮には、このような「おどしの道具」ではなく、もっと他の有意義な事に費用を使って欲しいものです。
まとめ
北朝鮮から発射されたミサイルの落下地点と、警報が発令した際の対応についてお伝えしました。
国際情勢が不安定な中、日本国も平和ボケしてはいられない状況です。
日本国の自衛隊は、今回の弾道ミサイルを「完全に把握した上で撃墜しなかった」としていますが。
日本政府には、これまでよりも踏み込んだ北朝鮮への断固とした対応を切にお願いしたいです。
一方で、大切なアナタご自身や家族の命を守るためにも。
ミサイルが落ちたら
もう終わりだよ・・
と、あきらめるのではなく。
「最悪のパターン」を想定して、有事の際に落ち着いて行動できるように、普段から備えておくことが大切ですね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。