パリオリンピック|メダルの値段いくら?歴代オークション価格も解説!

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2024年パリ五輪のメダル、
金・銀・銅の値段はいくら?

そんなアナタの疑問をバッチリ解決します。

そして、メダルの「貴金属」としての値段だけではありません!

過去のオークションで落札された、オリンピックのメダル価格についても、あわせてお伝えします。

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目次

【2024年パリオリンピック】メダル(金・銀・銅)の値段

「【パリオリンピック2024】メダル(金・銀・銅)の値段」をイメージする画像

では早速、本題から。

フランスが本拠地のスポーツメディア「EUROSPORT」によると、

金メダルの「価値」は
約690ユーロ(11.1万円)

との情報がありました。

↓参照先(フランス語のサイト)↓
EUROSPORT:2024年パリオリンピック|メダルの価値はいくらですか?

「金メダル」という割には
なんだか安くない?本当に?

と、アナタは思われるかもしれませんね!

ではここから、各メダルの「原価」を算出していきましょう。

パリオリンピック2024の場合、メダルの色には関係なく、エッフェル塔の建設に使用された「18グラムの鉄材」が使用されているのが特徴です。

エッフェル塔を使うなんて、
さすがフランス!おしゃれ!

一方で、オリンピック憲章には、以下のような「メダルの規定」が決められています。

メダルは、少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。1位および2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。また、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り(またはメッキ)がほどこされていなければならない。

(財)日本オリンピック委員会
オリンピック憲章
70.表彰式・メダルと賞状の授与*より

その上で、フランスが運営するラジオネットワーク局「フランス・アンフォ」が発信している情報を元に、2024年パリオリンピックの各メダルについて仕様をまとめると、以下のようになります。

  • 金メダル
    直径85mm、厚さ9.2mm、重さ529g
    (金6g+銀505g+鉄18g)
  • 銀メダル
    直径85mm、厚さ9.2mm、重さ525g
    (銀507g+鉄18g)
  • 銅メダル
    直径85mm、厚さ9.2mm、重さ455g
    (銅437g+鉄18g)

↓参照先↓
franceinfo sport2024 年パリ: エッフェル塔の一部がセットされたオリンピックとパラリンピックのメダルを発見

さらに、2024年2月9日 9:30(日本時間)に発表された「金・銀・銅」の価格としては、

金:9,890円/g
銀:110.3円/g
銅:1.27円/g

↓参照先↓
株式会社ネオライン|金属相場情報

となっているので、(鉄はコストゼロとして)各メダルの値段を「原価」として計算すると・・・

金メダル:
 金6g(59,340円)+銀505g(55,701円)
 =115,041円
銀メダル:
 銀507g ✖️110.3円/g
  =55,922円
銅メダル:
 銅437g✖️1.27円/g
  =554円

以上の計算結果と、「EUROSPORT」が投稿している金メダルの価格がほぼ一致しているので、いずれも妥当な情報だと考えます。

え!銅メダルの原価、
安くない!?

というツッコミもありますが・・・笑

オリンピックのメダルは、お金では買えない「栄誉」ですからね。

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オリンピックのメダル|歴代のオークション価格

続いては、オリンピックのメダルが「オークション」で落札された実例を、金額を含めてご紹介します。

①:ジェシー・オーエンス(アメリカの元陸上選手)

現地点において、最高額のメダルです。

アフリカ系のアメリカ人であるオーエンス氏は、1936年のベルリン五輪で男子100メートル、200メートル、4×100メートルリレー、走り幅跳びで金メダルを獲得。

そのオーエンス氏が獲得した4個の金メダルのうち、競売にかけられた1つが、2013年12月8日にオリンピックの記念品としては「史上最高額」となる、146万6574ドル(当時:約1億5,100万円)で落札されています。

ナチス・ドイスのアドルフ・ヒトラーが、ヨーロッパ系民族(アーリア人種)が優れていると証明しようとしたベルリンオリンピックにおいて、オーエンス氏の伝説的な活躍が評価されています。

↓参照先↓
BB News|オーエンス氏の五輪金メダル、1.5億円で落札

②:ウラジミール・クリチコ(ウクライナの元ボクシング選手)

1996年のアトランタ五輪で「ウクライナ史上初の金メダリスト」となった、スーパーヘビー級ボクサーのウラジミール・クリチコ氏は、自身が獲得した金メダルをオークションにかけて、ウクライナの恵まれない子供達のために 100 万ユーロ(当時:1億1500万円)を集めています。

その後、クリチコ氏の金メダルを落札した慈善家が、すぐにメダルをクリチコ氏に返還したエピソードも話題になりました。

↓参照先↓
Robb Report|1996年のウラジミール・クリチコの金メダル

さすがはスポーツ選手、
子供に夢を与える存在ですね!

③:ボブ・ビーモン(アメリカの元走り幅跳び選手)

1968年メキシコ五輪の陸上男子走り幅跳びで、アメリカ代表のボブ・ビーモン氏が獲得した金メダルは、2024年2月1日のオークションにおいて、44万1000ドル(日本円:約6,500万円)で落札されました。

ボブ・ビーモン氏は、メキシコ五輪でそれまでの世界記録を55cmも更新する8m90cmをマークしています。

この世界記録は、東京で開催された1991年の世界選手権でマイク・パウエル氏に5cm更新されたものの、2024年時点でも五輪記録を保持しています。

以上のように、原価の値段が同じメダルでも、メダルを獲得する選手の記録や快挙の「すごさ」によって、オークションで落札される値段が変わってくることが分かりますね!

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まとめ

2024年パリオリンピックのメダルについて、「原価」としての値段を算出して、お伝えしました。

改めてまとめると、以下の通りです。

  • 金メダル:115,041円
  • 銀メダル:55,922円
  • 銅メダル:554円

各国の威信をかけた、2024年パリオリンピックでの熱戦が楽しみですね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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