カタール代表の注目帰化選手は?
そんな疑問をお持ちの、アナタへ。
FIFAが紹介する注目の選手をお伝えします。
2022年サッカーW杯の開催国でもある、カタール代表。
カタール代表が決勝トーナメントへ進出するとしたら!?
W杯開幕前に考えられた、その理由もお伝えします。
かつて日本代表監督を務めた「フィリップ・トルシエ氏」のコメントも発見しました。
あわせて、ご覧ください!
FIFAが注目!カタール代表の帰化選手は誰?
では早速、本題。
FIFAも注目している、カタール代表の帰化選手はコチラ!
バッサム・アル・ラウィ選手(DF/背番号15/アル・ドゥハイル所属)
FIFAの公式ツイッター(アラビア語版)で紹介されている、カタール代表の選手。
イラクのバクダット出身でカタールに帰化した、24才のディフェンダーです。
父親のヒシャム・アル・ラウィも、イラク代表のサッカー選手。
いわゆる「サラブレッド」の帰化選手!
バッサム・アル・ラウィ選手のカタールA代表デビューは、2017年。
2019年1月9日に行われたアジアカップのレバノン戦では、ディフェンダーでありながら、代表初ゴールを決めています。
↓参照先↓
バッサム・アル・ラウィ選手がプレーしている様子は、コチラのリンク先からご覧ください。
عنصر دفاعي حاسم في تشكيل منتخب قطر 🛡🇶🇦
— كأس العالم FIFA 🏆 (@fifaworldcup_ar) October 8, 2022
ممتاز في الالتحامات وفي قراءة تحركات خصومه ويملك تسديدات قوية ☄️👌
عين على بسام الراوي قبل #قطر2022 🧐@QFA
思い切りの良いデフェンス!
ディフェンダーながら、フリーキックで得点する可能性も感じます。
バッサム・アル・ラウィ選手のポジションは、
攻撃時:3バックの右CB
守備時:5バックの右CB
攻守の切り替え時には、的確な判断が要求されます。
プレースタイルとしては、以下のようにFIFAがコメントしています。
- 重要な守備要素
- タックルが得意
- 相手の動きを読むのが得意
- シュートが強い
カタール代表がW杯の予選リーグで対戦するチーム(エクアドル・セネガル・オランダ)は、3チームともFIFAランキング上でもカタールより格上の相手。
ワールドカップの予選リーグにおいては、カタール代表が「相手に押し込まれる」展開が続き、人数をかけてボールを奪ってカウンターで得点する「堅守速攻」のプレーが要求されました。
格上相手への戦術として、昔から「中東サッカー」とはよく言われていましたよね。
いずれにしても。
カタール代表が試合に勝って決勝トーナメントへ進出するには、まずは守備から。
そう考えると・・・
「守備の要」であるバッサム・アル・ラウィ選手が、キーマンとして注目されていることが良く分かります。
実際に、W杯予選リーグのエクアドル戦では。
かなり激しくプレッシャーをかけてくるエクアドル代表相手に、ディフェンスライン(5バックの右CB)から随所に正確なロングボールでサイドチェンジを繰り返していました。
ハイライトは、2点リードされた後半40分。
背番号9番でFWのモハンメド・ムンタリ選手(アル・ドゥハイル所属)へ、あわやゴールかと思われた正確なロングパスの起点になっています。
FIFAも注目しているカタール代表の帰化選手であるバッサム・アル・ラウィ選手は、得点をリードされてプレッシャーがかかった後半終了間際の場面でも、決してあきらめずに後方から得点につながる正確なパスを供給できる、技術的にも優れたメンタルの強い選手であることが良く分かります。
カタール代表メンバーで帰化した選手は何人くらい?
في فقرة الطريق الى الدوحة سنتعرف على المنتخبات المشاركة في كأس العالم FIFA قطر 🇶🇦 2022.
— مونديال قطر2022 (@NEGAN19037555) October 14, 2022
والبداية مع منتخبات المجموعة الأولى
منتخب #قطر 🇶🇦
تعتبر أول مشاركة في تاريخ الكرة القطرية في نهائيات كأس العالم وهو مستضيف البطولة .#كأس_العالم_قطر_2022 | #كأس_العالم pic.twitter.com/DxNMdmThlT
2022年カタールW杯最終メンバー発表前のカタール代表メンバーリストは、コチラ。
選手名 | 所属クラブ |
---|---|
ロー・ロー | アル・サッド |
アブデルカリム・ハッサン | アル・サッド |
タレク・サルマン | アル・サッド |
ムサブ・ヘデル | アル・サッド |
ホマム・アフメド | アル・ガラファ |
バッサム・アル・ラウィ イラク生まれ、帰化 | アル・ドゥハイル |
ブアレム・フヒ | アル・サッド |
ジャッセム・ガベル | アル・アラビ |
リストアップされていた32名のうち、帰化が明記されていた選手は、少なくとも4名。
他にも、
スーダン
エジプト
イエメン
ソマリア
等々にルーツを持つ選手が多数いました。
カタール代表は、多国籍なチームであることがわかります。
カタール代表がW杯予選を突破できる理由は?
W杯開催国カタールの実力は読めない 同組セネガルのエース・マネの警戒「彼らはアジア王者」 | FIFA ワールドカップ 2022 完全ガイド https://t.co/gSZcCn0OPZ #カタール #セネガル #カタールW杯 #サッカー #worldcup
— FIFA ワールドカップ カタール 2022 完全ガイド by ABEMA (@fifawc_guide) October 10, 2022
サッカーカタール代表は、W杯予選を突破する?
個人的には、以下の理由で
「突破する」と考えていました。
理由①:W杯開催国のメリットがある
・対戦国に超強豪が少ない
・ホーム開催なので、多くのサポーターが集まる
・W杯開催国は、(南アフリカを除いて)決勝トーナメントに進出している
一番大きなメリットは、予選リーグの対戦国ですね。
開催国であるカタール代表が、FIFAランク7位以上「ポッド1(強豪国)」の枠なので、組み合わせとして非常に有利な予選グループになります。
カタール代表が参加する「予選グループA」のチームについて、2022年10月6日に発表されたFIFAランクはコチラ。
・オランダ🇳🇱(8位)
・エクアドル🇪🇨(44位)
・セネガル🇸🇳(18位)
・カタール🇶🇦(50位)
日本代表(24位)が入っている「予選グループE」<スペイン(7位)・ドイツ(11位)・コスタリカ(31位)>と比べると、戦いやすい!
ポッド1の強豪国は、ブラジル・ベルギー・フランス・アルゼンチン・イングランド・スペイン・ポルトガル。
ポッド1、めちゃめちゃ強いです!!
カタール代表のランキング的には「ポッド4枠」なので、主催国としての予選リーグでは大きなアドバンテージですね。
しかも、ワールドカップの地区予選を免除されている時点で、余裕を持ったチーム作りができます。
カタール代表が格上のオランダ相手に勝利するのは難しいものの、得失点差を抑えてグループAの2位で予選を突破する可能性を感じさせる状況でした。
理由②:2019年2月以降、FIFAランクが大きく上昇してキープしている
カタール代表のFIFAランクは、以下のように推移しています。
2022年10月6日:50位
2022年2月10日:52位
2021年8月12日:42位(最高)
2019年2月:55位
2018年12月:93位
2010年11月17日:113位(最低)
カタール代表は、2019年のアジアカップ優勝以降、FIFAランクが大きく上昇。
2022年10月時点で、アジア5位をキープしています。
2010年南アフリカ大会で決勝トーナメントに進めなかった南アフリカ代表のFIFAランクは、当時90位。
それから考えると、カタール代表は「実力もある」と言えるでしょう。
理由③:選手育成に多額の費用を使って、2019年のアジアカップで優勝している
先程も少し触れましたが、カタール代表は2019年のアジアカップで優勝しています。
これは、カタール代表の「アスパイヤ・アカデミー」と呼ばれる、国家規模の育成プロジェクトの成果と言えます。
オイルマネーによる豊富な資金力を活かして、バロセロナのカンテラ(育成カテゴリー)で実績のあるフェリックス・サンチェス監督を招集。
帰化選手を採用し、育成世代から国際基準のスキルや戦術眼を叩き込む強化を行なっています。
カタール代表の長期的な選手育成が、W杯本戦でも成果を残す可能性を感じさせる環境でした。
サッカーカタール代表に期待する声は?
最後に、カタール代表に期待する専門家の声です。
コチラも気になるところですよね!
アラビア語のサイトを検索すると。
2002年のW杯で日本代表を率いたフランス人のフィリップ・トルシエ氏が、「カタールが決勝トーナメントへ進出する可能性は50%」という主旨のコメントをしている記事がありました。
トルシエ氏は、「予選リーグの1試合目でオランダと対戦する方が良かった」とも発言。
↓参照先↓
KOOORA|トルシエ:カタールはW杯決勝トーナメントに進出できる
確かに、そうですね。
予選リーグの1試合目だと、ラフプレーで退場者を出す場合もあるので、お互い手探り状態。
例えば、実際に。
2018年のロシアW杯で日本代表と1試合目で戦った強豪のコロンビアは、前半早々に退場者を出した結果、日本代表に敗れています。
初戦は、「何かが起きる」可能性が高い。
カタール代表としては、エクアドルとの開幕戦(2022/11/20)は落とせませんでしたが・・・
結果は、0-2で敗戦。
エクアドル代表、さすがに強かったですね・・・・(汗)
これでカタール代表としては、11月25日の第2戦(VS セネガル代表)には「絶対に負けられない」状況になりましたが・・・結局1-3で連敗し、さらには第3戦のオランダ戦にも0-2で敗れて、W杯予選リーグ敗退となりました。
カタール代表と3試合目で対戦する強豪国のオランダが、2連勝して早々に決勝トーナメント進出を確定させていれば、オランダが決勝トーナメントを見据えて主力選手を温存する可能性もありました。
オランダ代表が2試合目じゃなくて良かったのでは?
そんな見方もできましたが・・・
うーん、残念な結果になりました。
まとめ
FIFAが注目しているカタール代表の帰化選手について、お伝えしました。
W杯開催国として屈辱の3連敗となり、決勝トーナメントに進出できなかったカタール代表。
アジアのサッカーレベルを世界にアピールするためにも。
今後、カタール代表の健闘を期待したいですね!
日本代表も応援しましょう!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!
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