2022年2月24日より、ウクライナへ侵攻を開始したロシア軍の攻撃。
ウクライナ人のサッカー選手2名が、犠牲となりました。
国際プロサッカー選手協会(FIFPro)のTwitterで報告されています。
報告されたものとしては。
ウクライナのサッカー選手で、初めての犠牲者とのこと。
サッカーファンとしても、大変痛ましいニュースです。
亡くなった2名は、どんな選手だったのでしょうか?
深い追悼の気持ちを込めて。
周辺情報を、詳しく調べてみました。
ウクライナで死亡したサッカー選手2名の所属クラブや成績は?
ドミトロ・マルティネンコ Dmytro Martynenko
1人目は、ドミトロ・マルティネンコさん。
2022年2月22日に25才になったばかりの、キエフ地方にあるFCゴストメルに所属するサッカー選手でした。
自宅をロシア軍に砲撃されて、母親と共に亡くなっています。
プレーヤー成績としては。
キエフ-スビアトシンスキー地区選手権の第2リーグの最高得点者であり、最高の選手でした。
と記載されていました。
↓参照先↓
ウクライナのメディアサイトTCH
実際に、彼の名前で調べてみると。
2017/2018シーズンの
ウクライナのサッカーリーグ
第2リーグ「B」というカテゴリーで。
22ゴール
イエローカード3枚
リーグ22試合出場
出場時間:1813分
という記録が残っていました。
↓参照先↓
http://pfl.ua/players/22019
攻撃的ポジションの選手、おそらくフォワード寄りだったのでしょう。
2022.3.4 追記
米FOXニュースなどによると、マルティネンコ選手は「FCゴストメル」のミッドフィールダーとのコメントがありました。
まだまだ25才。
彼としても。
好きなサッカーを、もっともっとプレーしたかったはずです。
本当に、無念でなりません。
ヴィタリー・サピロ Vitaliy Sapylo
もう1人が、FCカルパティ・リヴィウに所属していた21歳の選手ヴィタリー・サピロさん。
軍隊に入隊し、戦車長として臨んだキエフ近郊での戦闘で戦死しました。
FCカルパティ・リヴィウのHPで、
悲しいニュース!
として、彼を追悼する記事が掲載されていました。
2月25日金曜日、私たちのアカデミーの生徒(2000年生まれ-コーチ-Savchenko OV)VitaliySapyloがキエフの近くで亡くなりました。ご家族の皆様、心よりお見舞い申し上げます。
↓参照先↓
FCカルパティ・リヴィウのHP
同選手に関する、ポジションや成績などの情報は見つかりませんでした。
とはいえ。
かつては、ウクライナ1部でもあったクラブチームのアカデミーにいた選手です。
サッカーの実力は、相当なものだったと思われます。
2022.3.4追記
米FOXニュースなどによると、サピロ選手は、FCカルパティ・リヴィウのユースチームでゴールキーパーを務めていたとのコメントがありました。
↓参照先↓
FOX SPORTSのサイト
少なくとも2022年3月2日時点で。
チーム内には、他に犠牲者はいないようです。
FCカルパティ・リヴィウの次戦は。
2022年3月26日に
「FC LNZ チェルカッスイ」
とリーグ戦の予定が組まれていました。
おそらく、この試合が予定通りに開催されることはないでしょう。
彼らの日常を奪ってしまった、ウクライナへのロシア軍の侵攻。
大変、痛ましい限りです。
ウクライナの様子を伝える現地メディア
サッカー選手も犠牲となったウクライナ。
現地では、どんな状況になっているの?
とお考えの方も、いらっしゃると思います。
現地のメディアサイトで報じられている内容を、抜粋しました。
進行したロシア軍の被害状況
ウクライナ軍参謀本部の指標データによると。
ロシア軍には、以下の損失が出ていると報じています。
期間:2月24日朝〜2月28日 6:00
- 航空機:29
- ヘリコプター:29
- 戦車:191
- 装甲戦闘車両:816
- 銃:74
- 対空ミサイルシステム「ブク」:1
- ロケット砲「グラディ」:21
- 自動車機器:291
- 戦車:60
- 無人航空機OTP2:3
- 船とボート:2
- 死者約5300人
↓参照先↓
ウクライナ現地メディアTCHのサイト
※Google翻訳を使用しています※
聞きなれない軍事関係の単語が並んでいますが、既に相当な数の損出です。
現実世界で、こんな事態が起こっているとは。
これから更に望まない損失が増えると思うと・・・足が震えます。
一日も早い解決を望むばかりです。
略奪者や泥棒から財産を保護する方法
- 仮設の避難所で砲撃から身を隠しているだけの場合でも、ドアと窓をしっかりとロックする
- 疑わしいもの(貴重品などをたくさん持っている見知らぬ人)を目撃した時は、直ちに法執行機関に通報する
- 他の地域に避難する場合は、近所の人や知人に時々家をチェックするように依頼する
- 在宅している事をアピールするために、ドアから広告の張り紙を時々削除する
実に生々しい記述ですね。
今後、日本で参考にする必要がないように願うばかりです。
3.11東日本大震災の時を振り返ると。
地震発生後15日間で、約1億円の窃盗被害が発生しています。
ウクライナの国内でも、同様の混乱が発生していると思われます。
同メディアは、
戦時中にパニックにならないようにする方法
として。
信頼できる情報源のみを参照する事を、呼びかけています。
我々としても、ニセの情報を信じないようにする必要がありますね。
↓参照先↓
ウクライナ現地メディアTCHのサイト
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本当に嘆かわしいニュースです。
サッカーの競技人口は、2億5000万人。
35億人のファンがいる、世界で最も人気のあるスポーツとも言われます。
本来、サッカーと戦争は、切り離して考えるべきもの。
ウクライナで命を落とされている方々の悲報に、心より追悼の意を表します。
事態の収束を願うばかりです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。