当記事では、2023年の男子バスケW杯で日本代表と対戦したドイツ代表について、詳しい情報をお伝えします。
ドイツといえば、「サッカー大国」のイメージが強くないですか??
バスケットって、どこまで強いんだろう・・・そんなアナタの疑問を解決します。
注目のドイツ代表選手もご紹介しますね。
これは要チェックです!
↓あわせて読みたい↓
バスケW杯フィンランド代表のNBA選手がスゴイ!世界ランクは強い?
バスケW杯スロベニア代表が強い理由9選!2023年の順位は歴代最強?
2023年バスケW杯ドイツ代表が強い理由
それでは早速、本題。
結論から申し上げると・・・
理由を詳しく見ていきましょう!
①:NBA所属の現役選手がいる
以下は、2023年W杯のヨーロッパ予選に出場したドイツ代表の選手です。
★:NBAの選手(2名)
選手名 | ポジション | 身長 | 年齢 | 平均得点 | 2022-23 所属チーム | 生年月日 |
---|---|---|---|---|---|---|
デビッド・クラマー David Kramer | SG | 1m97 | 26 | 17.3 | ドイツ1部 | 1997.1.14 |
★フランツ・ワグナー Franz Wagner | SF | 2m05 | 21 | 16 | マジック | 2001.8.27 |
★デニス・シュルーダー Dennis Schroder | PG | 1m81 | 29 | 14.5 | レイカーズ | 1993.9.15 |
カリム・ジャロー Karim Jallow | PG | 1m98 | 26 | 12.5 | ドイツ1部 | 1997.4.13 |
ヨハネス・フォウクトマン Johannes Voigtmann | C | 2m11 | 30 | 11.3 | イタリア1部 | 1992.9.30 |
ジョナス・リッチター Jonas Richter | SF | 2m06 | 25 | 9.5 | ドイツ1部 | 1997.7.2 |
アンドレアス・オブスト Andreas Obst | SG | 1m91 | 26 | 9.5 | ドイツ1部 | 1996.7.13 |
ロビン・クリステン Robin Christen | PF | 2m00 | 32 | 9 | ドイツ1部 | 1991.4.19 |
クリスチャン・センフィルダー Christian Sengfelder | C | 2m02 | 28 | 8.8 | ドイツ1部 | 1995.2.28 |
レオン・クラッツァー Leon Kratzer | C | 2m11 | 26 | 7 | ドイツ1部 | 1997.2.4 |
ヨナス・ボッターマン Jonas Bottermann | C | 2m08 | 33 | 6.3 | ドイツ1部 | 1990.2.20 |
ヨハネス・ティーマン Johannes Thiemann | SF | 2m05 | 29 | 5.5 | ドイツ1部 | 1994.2.9 |
ジャスタス・ホラツ Justus Hollatz | PG | 1m95 | 22 | 5.3 | スペイン1部 | 2001.4.21 |
ルーカス・メイスナー Lukas Meisner | SF | 2m03 | 27 | 5 | ドイツ1部 | 1995.8.8 |
マックス・ディ・レオ Maximilian DiLeo | PG | 1m85 | 30 | 5 | ドイツ1部 | 1993.3.12 |
ジェイソン・ジョージ Jason George | SF | 2m00 | 21 | 5 | ドイツ1部 | 2001.5.21 |
マオド・ロ Maodo Lo | PG | 1m92 | 30 | 4.5 | ドイツ1部 | 1992.12.31 |
ニールス・ギファイ Niels Giffey | SF | 1m99 | 31 | 4.5 | ドイツ1部 | 1991.6.8 |
ニック・ヴァイラー・バブ Nick Weiler-Babb | SF | 1m97 | 27 | 4.5 | ドイツ1部 | 1995.12.12 |
ルーカス・ワンク Lukas Wank | PG | 1m99 | 26 | 4 | ドイツ1部 | 1997.1.19 |
ネルソン・ヴァイデマン Nelson Weidemann | PG | 1m90 | 24 | 3.5 | ドイツ1部 | 1999.3.25 |
ギャビン・シリング Gavin Schilling | PF | 2m05 | 27 | 3.2 | トルコ1部 | 1995.11.10 |
バスティアン・ドレス Bastian Doreth | SG | 1m82 | 33 | 3 | ドイツ1部 | 1989.6.8 |
ジョシュア・オビエシ Joshua Obiesie | PG | 1m98 | 22 | 3 | ドイツ1部 | 2000.5.23 |
ヤコブ・パトリック Jacob Patrick | SG | 1m93 | 19 | 1.5 | ドイツ1部 | 2003.11.21 |
・平均得点が高い順に並べています
・他のポジションもプレー可能な選手がいます
バスケットのポジション(SG/PG/SF/PF/C)については、以下の図をご参考ください。
引用元:THE ANSWERより
2023W杯予選のドイツ代表だと、SF(スモールフォワード)とPG(ポイントガード)の2名が、NBA所属の選手。
その他の選手も、大半はドイツリーグでプレーしています。
日本代表の現役NBA(1部)プレーヤーも、渡邊雄太(ネッツ)と八村塁(レイカーズ)の2名ですが・・・他のメンバーを含めた「総合力」で比較しても、やはり日本よりもドイツが格上かと。
②:日本よりFIBA世界ランキングが高い
一方で、男子バスケ日本代表のFIBAランクは「36位」。
FIBAの公式サイトから、2023年3月7日に発表されています。
🚨 Men's World Ranking Update 🚨
— FIBA (@FIBA) March 7, 2023
As #FIBAWC Qualifiers wrap up, Spain 🇪🇸 hold onto the first spot in the newest edition Men's World Ranking, presented by @Nike! 📢
📊 See the full rankings here: https://t.co/MUs3rlF90Y pic.twitter.com/CENVXVUGwe
例えば、サッカーでは??
2023年4月6日時点のサッカーFIFAランクは、10位:スペイン|11位:モロッコ|12位:スイス|20位:日本|36位:スコットランドです。
つまり、男子バスケのドイツ代表と日本代表をサッカーで例えると・・・
モロッコ代表 VS スコットランド代表
と近いイメージになるかと。
③:過去にもNBAで活躍した選手がいる
具体的には、以下の2名です。
- デトレフ・シュレンプ
- ダーク・ノヴィツキー
デトレフ・シュレンプ氏(2001年引退)は、NBAの4チームに所属して、オールスターゲームにも3度出場した名プレーヤー。
ダーク・ノヴィツキー氏(2019年引退)は、NBAのダラス・マーベリックスで20年間プレーし、ヨーロッパ出身の選手で初めてNBA最優秀選手となった「レジェンド」です。
フィリピンのマニラで行われた、2023年バスケW杯の組み合わせ抽選会には、ダーク・ノヴィツキー氏も参加。
FIBAの公式サイトでも「ドイツとFIBAのレジェンド」として、紹介されています。
German and FIBA legend Dirk Nowitzki arrives in Manila ahead of Saturday's World Cup draw 👋#FIBAWC x #WinForAll pic.twitter.com/dIIlpccky6
— FIBA Basketball World Cup 2023 🏆 (@FIBAWC) April 28, 2023
身長215cmだけあって、さすがにデカイ!
これだけNBAで活躍した選手がいると、あこがれてバスケットボールを始めるドイツ人の子供達も多そうですね。
④:ヨーロッパ選手権で実績がある
バスケ男子ドイツ代表は、多くの強豪国(FIBAランク10位以内)が参加するユーロバスケット(ヨーロッパ選手権)で、以下のような好成績を収めています。
1993年:優勝
2005年:準優勝
2022年:3位
直近の2022年でも3位なので、2023年のW杯でも活躍しそうな実力のあるチームです。
2023年バスケW杯ドイツ代表の主力選手
そんなドイツ代表の「強さ」を象徴する選手を、3名ご紹介します。
①:デニス・シュルーダー
W杯で対戦する日本代表としても、最も要注意な選手!
生年月日:1993年9月15日(29才)
身長/体重:185cm/78kg
出身:ドイツ ニーダーザクセン州
ポジション:PG
所属チーム:トロント・ラプターズ
(2023〜)
ロサンゼルス・レイカーズ
(2022〜2023)
2022-2023年シーズンは、日本代表の八村塁と同じレイカーズに所属。
ゲームメイク・パスカット能力・ドリブル突破・シュート精度に優れた選手です。
身長185cm|体重78kgですが、NBA選手の中にいると・・・とても小さく見えますね(汗)
スラムダンクで言うと、宮城リョータと同じポジション!
体の小ささを利用して「オフェンスファール」も狙うプレースタイルを見ると、バスケIQの高さを感じます。
②:フランツ・ワグナー
注目の若手選手です。
生年月日:2001年8月27日(21才)
身長/体重:208cm/100kg
出身:ドイツ ベルリン
ポジション:SF
所属チーム:オーランド・マジック
(2021〜)
ルーキー時代(2021年12月28日)のミルウォーキー・バックス戦では、キャリアハイの1試合38得点を記録しています。
(スマホ閲覧の方へ)
動画のリンク先はコチラ
デニス・シュルーダーよりも大柄ですが、ドリブル突破や3Pシュートの精度に優れた選手ですね!
③:デビット・クラマー
2023W杯予選のドイツ代表で、最も得点力が高かった選手。
NBAの2部(ノーザン・アリゾナ・サンズ)でもプレー経験があります。
生年月日:1997年1月14日(26才)
身長/体重:196cm/92kg
出身:スロバキア ミヤーヴァ
ポジション:SG
所属チーム:ドイツ1部
レーベン・ブラウンシュヴァイク
(2021〜)
2023W杯ヨーロッパ予選での好プレーは、コチラ!
Germany guard David Krämer averaged 20 points per game (68% FG) during this FIBA World Cup European Qualifiers window. 🤩 @SuperDave___ pic.twitter.com/AHTpIAdeYW
— BDA Sports INTL (@BDASportsINTL) November 15, 2022
2m近い体格なのに、スピードもありますね!
3ポイントシュートだけでなく、自ら切り込んでダンクシュートを決める豪快なプレーも可能。
これを見る限りでも・・・日本代表の選手達は、対応に苦しみそうです。
ドイツでのバスケ人気は?
ドイツで1番人気があるスポーツはサッカーですが、バスケットボールに関しては、以下のような情報があります。
ドイツには14歳以上の300万人の人々が特にバスケットボールに興味を持っています。
引用元:bblprofits.de|ドイツのバスケットボール-この国におけるスポーツの重要性は?
バスケットボールは、ドイツ人、特に若者の間でますます人気が高まっています。2018 年の統計によると、ドイツでは約 1,000 万人が定期的にバスケットボールをしています。これにより、国内で最も人気のあるスポーツの 1 つとなっています。
国際大会でのドイツのチームの成功は、バスケットボールの人気をさらに高めました。
引用元:ドイツ人に最も人気があるスポーツ
過去の国際試合での活躍が、国内でのバスケ人気につながっていることが分かります。
一方で、2018年時点での日本のバスケ人口(年1回以上プレー)は、218万人とのデータもあります。
ドイツの人口は、8,320万人(2021年時点)なので、バスケのプレー人口が1,000万人だとしたら・・・やはり、結構な人気ですね!
↓参照先↓
笹川スポーツ財団|2018年調査 国内バスケットボール人口
2023年バスケW杯ドイツ代表の世界ランクは歴代最強?
ドイツ代表チームのFIBAランク推移は、コチラ!
2023年3月7日:11位
2022年11月18日:11位
2022年9月26日:11位
2021年12月8日:11位
2021年3月2日:17位
2020年3月4日:18位
調べた限り、最近の推移では「11位」が最上位!
安定した実力をキープしています。
【世間の声】ドイツ代表って強い?
2023バスケW杯の予選リーグで日本代表とドイツ代表との対戦が決まった直後、ツイッターではドイツ代表の強さを気にするコメントが発生していました。
世界のバスケのことは分かりませんが、 日本と同組のドイツ、フィンランド、オーストラリアって強いんですかね?
バスケのドイツも結構強いよね?
日本男子バスケの対戦相手、オーストラリア、ドイツ、フィンランド…全部強そうやな
引用先:ツイッター
ドイツ代表=強そう!
そんなイメージもあるようです。
とはいえ、勝負はフタを開けてみないと分かりません。
実際、2019年8月24日に行われた親善試合では、バスケ男子日本代表(当時のFIBAランク48位)は、ドイツ代表(同22位)に86-83で逆転勝利しています。
この時出場した八村塁は、両チーム最多の31位得点の大活躍。
八村塁は、2023年W杯への出場を辞退していますが・・・今後、日本代表が勝利する可能性は充分あるのでは??
まとめ
2023男子バスケW杯に出場したドイツ代表チームについて、詳しい情報をお伝えしました。
(2023年8月25日追記)
2023年バスケW杯予選では、日本代表はドイツ代表に63-81で残念ながら負けてしまいました。。。
バスケ日本代表の武器としていた3ポイントシュートの決定率18.2%(6本成功/33本中)が、目標の30%よりも低かったことから考えても・・・やはりドイツ代表のディフェンスが固く、プレッシャーも相当に強かったものと考えられます。
やはり、バスケのドイツ代表は強かった!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!