中国赴任に行きたくない!メリットは?収入はもちろん、マインドも成長!

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これから初めての中国赴任を目前にして「行きたくない・・・」と、不安を抱えている
中国に赴任後、思うように仕事が進まずに悩みを抱えている

このページでは、そんなアナタの心が少しでも前向きになれるように・・・

元中国駐在員のワタクシ「だーじえ(dajie)」が、中国赴任のメリットを踏まえて、獲得した実務的なマインドを「言語化」してお伝えします。

中国の北京に6年間駐在
(2014年5月〜2020年5月)

改めて振り返ってみると。

人生の財産として、本当にプライスレスな経験ができました。

ワタクシのプロフィールはコチラ

そりゃあもちろん、キレイ事ばかりではありませんでした。

アナタにも言いづらい苦労も多々ありましたよ・・・。

特に中国赴任の1年目は、精神的にもかなり追い込まれました。

多分、実際に病んでいたと思います。

そんな悩みは、アナタには抱えて欲しくない!

そんな想いで、ワタクシも「全力」かつ「真剣」に記事をまとめました。

もしアナタが、あまり中国を良くご存知ない場合でも・・・「へー!こんな世界があるんだ!!」という「気づき」を、今すぐ無料で得ることができます。

お時間の許す限り、どうぞ最後までお付き合いくださいませ!

・中国赴任についてご質問やお悩みがある方は、無料でお受けします
・連絡先リンクは、最後にもお知らせします
・ご連絡後、48時間以内に必ず対応します

目次

中国赴任に行きたくない!メリットはあるの?

では早速、本題。

特に今、アナタが

中国赴任に行きたくない!

とお悩みの場合、響く内容かと思います。

ぜひ、ご一読ください。

メリット①:「選ばれし者」の体験ができる!

まず、最初に。

中国における在留邦人の人数をご存知ですか?

2021年10月1日時点の海外在留邦人

1位 アメリカ 429,889名
2位 中国   107,715名

出典元:外務省HPより
令和4年(2022年)版(令和3年10月1日現在)(Excel)

1位のアメリカに次いで、人数の多さでは、2位になっています。

日本の人口比率で言うと・・?

【2021年(令和3年)8月1日現在(確定値)※】
<総人口> 1億2563万3千人

出典元:総務省統計局H Pより

0.086%

ざっくり言うと、

中国赴任に選ばれる人は
1,200人に1人

レアですね!!

しかもこの人数、トータルですからね。

就労人口は、もっと少ないと思われます。

中国赴任を経験すると、アナタはそんな「レア」な人材となります。

これって、アナタにとって、めちゃめちゃ「チャンス」だと思いませんか?

しかも、企業が日本人を駐在員として中国へ派遣する場合、相当な経費が必要です。

5年以上赴任する場合、トータルで億は越えるんじゃないでしょうか?

また、経費以外の要因もあり。

中国で働けるハードルは、かなり高いです。

個人で事業をされている殆どの方が、中国ビジネスに興味はあるものの。

お金があっても、やりたくてもできない領域。

中国赴任のチャンスをもらった時点で。

選ばれし者

となります。

なので、

お金をもらってレア体験できる

というのが、1番大きなメリットです。

とは、言いながら。

実はワタクシ。

中国へ赴任するなんて、ぜんっっっぜん希望もしていませんでした!

当然、中国語なんて話せるはずもなく。

ニーハオ:你好
シエシエ:谢谢

ぐらいしか、知りませんでした。

それまで中国には何度か出張していました。

今思えば、その辺りからフラグが立っていたのかな?

大学院で研究をしていた学生時代には、英語の論文を読み書きしていました。

とはいえ、話す方のレベルは、せいぜい日常会話程度。

海外赴任を想定して外国語を学ぶ意識は全くありませんでした。

中国赴任の内示が出たその頃。

生まれたばかりの娘は2才の可愛い盛りで、まさに晴天の霹靂。

当時は日中関係が微妙な時期で、PM2.5も今よりもヒドイ状態。

渡航前に血圧が150を超えたりして
かなり不安定な状態にもなりました

ワタクシ、こう言いながら?

結構、緊張しいなんですよ(笑)

空気が悪い時の北京の空
2014年当時の北京のPM2.5汚染状況

↑こんな日常がザラでしたね。

暮らしていると感覚がマヒ状態でしたが(笑)

鼻の中が真っ黒になってました。

2014年当時の北京の空

↑2014年当時、自宅の外を撮影したもの。

PM2.5の数値が500を越える!なんて日があり(特に冬)

50m先の視界も見えない状況でした。

空気がキレイな時の北京の空1
空気がキレイな時の北京の空2

↑空気がキレイな時に撮影した北京の空。

現在は、大気汚染の改善が進んでいます。

以前より「北京ブルー」が多くなりました。

これから渡航される方はご安心下さい(2021年11月時点でも100を超えてる時もありますが、、、笑)。

そんな環境ではありましたが。

ワタクシの場合、日々運動する習慣を継続したこともあり。

幸いにも健康体で帰国する事ができました。

元々田舎育ちで免疫力が強かったのが原因?かどうかは分かりません。

中国の料理は、体に良い食材を大量に使っています。

それと悪いものがゴチャ混ぜになって、差し引きで丁度良かったのかしら?

というのが、ワタクシの持論です(これを中国人の上司に伝えると「その考察面白い!」とお墨付きを頂きました 笑)

メリット②:中国赴任で収入がアップする

続いて、リアルなお話です。

ワタクシの場合、日本企業に就職してから、「駐在員」として中国北京に派遣されました。

なので、いわゆる「海外赴任手当」がもらえていました。

金額的にざっくりいうと・・・

手取りで年収1,000万円は超えてました。

すでに日本で上位管理職になっている方の場合は、さらに多くもらえることになります。

会社側の説明では、

その国でこれまでの日本での生活と同じ水準で生活できるレベルの給与

という考え方で、金額の加算が考慮されます。

とはいえ、実感としては・・・

それほど贅沢な暮らしはできません。

現地の日本式居酒屋や小洒落たビアガーデンなどで軽くお酒を飲みながら夕食すると、いくらぐらいかかると思いますか?

200元(1元=15円として、3,000円)を簡単に超えてしまいます。

日本と同じものを購入するにしても、かなり割高になります。

もちろん工夫すれば、貯金は増えます。

現地の大衆レストランの牛肉麺や屋台のチャーハンは、10元(1元=15円として、150円!)とかで爆安です(笑)

北京で売られていた10元の屋台炒飯

↑屋台チャーハン@北京 (クリックすると迫力の動画が再生されます)

ちなみに、サラリーマンとして現地で採用される場合。

赴任手当がつかないので、手取りは少なくなる傾向ですね。

なので、

ある程度の収入や生活水準を得ながら海外生活を楽しみたい!

という方。

赴任したい都市に拠点のある日本の大手企業に就職する

という選択肢も、大いにアリではないでしょうか?

日本企業の駐在員として海外赴任する場合。

収入面以外でも、清掃サービス付きのホテル暮らしができます。

家族帯同であれば、お子さんをバイリンガルにできる等々のメリットもあります。

そういった体験は、なかなか日本では手に入りません。

最長でも3年

といった条件で赴任される場合は、より楽しい経験になると思います。

ワタクシの場合、終わりが決められていなかったので、人生設計に苦労しました。。。。(苦笑)

そんなところですね。

1人で会社を立ち上げて稼いでいるスゴイ方々もいらっしゃいます。

そんな働き方も可能ですが、全く海外にツテのない方にとっては、更に難易度が上がると思います。

メリット③:中国赴任では異文化を体験できる

ありきたり?かも知れませんが、このメリットは他のサイト様でもコメントされているように、外せません。

というか、外しようがありません!

全く違う背景を持った外国人と関わるのは、貴重な異文化体験です。

短期の出張ではなく、赴任して何年間も生活する訳です。

当然、思い通りにならない事やトラブルが多々発生します。

その中で、

・最悪を想定したプランを「複数」準備する
・進めながら、解決に向けてアプローチする

そんな思考回路を身につける事ができました。

もちろん日常生活の中でも色々と学べます。

ですが、中国赴任ならではの実用的なマインドとしては。

先述の通り、やはり働く事を通じて得るものが大きかったと言えます。

ちょっと厳しい個人的な意見になりますが、超一流の同時通訳者にでもならない限り、言葉はあくまでも道具に過ぎません。

ただ流暢に「話せるだけ」では、もったいないと思います。

もちろん、多言語を理解できる人材というだけでも貴重ですが。

なので、せっかく外国に行くのなら。

「語学留学」のみではなくて、

「ワーキングホリデー」などにも飛び込むと、

プラスαで得るものがより多いのでは?

と、ワタクシは思います。

その国の制度が許せば、駐在員じゃなくても飲食店でのバイトだって貴重な経験になるハズです。

しかも、お金ももらえる訳ですから。

一石二鳥ですよね!

特に北京は国際都市。

プライベートでサッカーをやっていると。

本当に様々な国のメンバーと関わる事ができて、実に面白かったです。

アメリカ
イギリス
フランス
スペイン
メキシコ
南アフリカ
ソマリア
コートジボアール
ロシア
チリ
等々。。

中国を含め、海外赴任に選ばれる人は。

毎日が、ワールドカップですね(笑)

メリット④:言語が突然分かる瞬間を体験できる

「その瞬間」は、突然訪れます。

これは体験した事がないと、伝わりにくいかも知れませんね。

言語の習得は、徐々にではなく。

ピコーン!

と、「突然」レベルアップします。

特に、飲み会の時が多かった気がします

・全然分からなかった会話が、突然聞き取れる!
・ジョークを交えて、スラスラ話しができてる!

そんな自分に気付く瞬間があります。

コレを体験すると、超気持ち良いです。

その時の気持ちを喩えるなら、、、

「スタジオ・ジブリ」が生み出した、永遠の名作の一つである

『天空の城ラピュタ』

作中で登場する、悪役の「ムスカ大佐」をご存知ですか?

彼が王族出身のシータを連れてラピュタの中枢に潜っていく最中。

古代ラピュタ文字で書かれた

「石板を読むシーン」

で発する名言に集約されます。

分かりにくいかな?(笑)

「読める!、、、読めるぞ!!」

『天空の城ラピュタ』ムスカ大佐より

「聞こえる!、、、聞こえるぞ!!」

「話せる!、、、話せるぞ!!」

そんな高揚感です。

もちろん、外国で暮らしただけで何も努力せずに達成できるような、そんな甘い話ではありません。

言葉を使わないといけない、そういう環境を作らないとムリです。

実際、何年も赴任したのに・・・現地の日本人だけと交流するばかりで、ほとんど中国語を話せないまま帰国する方も多数いました。

・言葉を使うしかない状況に自分を「追い込む」
・恥ずかしい思いや失敗をしながら、「前向きなマインド」「正しい行動」を継続する

そうすれば、ワタクシのように、30才半ばのおっさんになって初めて中国赴任する場合でも。

なんとかなります!大丈夫です!!

メリット⑤:自分の無能さを痛感できる

良い意味で、

ちっぽけな自分

を認識する体験ができるチャンスが増えます。

会社には、ネイティブレベルで日本語を操る中国人が複数名いました。

社外のメンバーとプライベートで接するにしても。

3か国以上の言葉を平然と流暢に話せるフランス人。

英語ペラペラで経営者として一財を築いて、今では悠々自適にタイで暮らしている中国人。

同じ日本人にしても。

制約の多い中国で飲食店を立ち上げて長年継続している経営者。

留学後に事業を立ち上げる若い方々。

単なる日本のサラリーマンであるワタクシが、全く太刀打ちできないスゴイ人材がゴロゴロいました。

そんな中、

自分が無能なのは良く分かった。

それを悲観していても仕方がない。

じゃあ、どうするか?

という流れで、

今できること

に集中して行動する思考回路を得る事ができました。

ちなみに、英語を話す中国人は、本名とは全く関係のない英語名を持っている人が多いです。

コロナが明けたら、ぜひまた会いたいなー。

メリット⑥:(行動次第で)帰国後に出世する

ワタクシの場合、渡航時はヒラ社員でした。

赴任中に課長補佐→専任課長となり、帰任時はライン課長に昇進しました。

仕事での成果を認められる

これが、前提になります。

現地のメンバーと協力して利益を出し、達成感を得ながら会社にも認めてもらえると思えば。

海外赴任も悪くないと思いませんか?

もし、中国赴任を内示されて、

こんな会社なんて辞めてやる!

という気持ちになっている場合。

できれば再考される事をオススメします。

もちろんその結果。

退職を選択される場合は、それはそれで全然アリだと思いますよ。

メリット⑦:本場の中国料理を味わえる

中華丼
天津飯
醤油ラーメン

↑は、中国料理のメニューにはありません。

日本でアレンジされたものです。

本場の中国料理は、

パクチー(香菜)
ニンニク(大蒜)
唐辛子(辣椒

山椒(花椒)
八角

といった素材をふんだんに使用しており、味付けのバラエティーが豊富です。

パクチーが苦手。。。

という方もいらっしゃると思いますが、大丈夫です!

パクチーを使っていない、美味しい中国料理もたくさんあります。

例えば、

カリフラワーと豚肉のピリ辛ニンニク炒め。

干锅有机菜花
(gan-guo-you-ji-cai-hua)

筆者が最も好きな中国料理「干锅有机菜花(カリフラワーと豚肉のピリ辛炒め)」の写真

と、いいます。

↑ワタクシが1番美味しい!と思う中国料理。

カリフラワーというよりは、カルフローレ(スティックカリフラワー)になるのかな?

鍋底に点火した状態で提供されるので、常にアツアツを楽しめます。

パクチーを使用していないので、パクチーが苦手な方にもオススメです。

こういったメニューは、日本でフツーに生活しているだけでは絶対に味わえません!

他に外せないのは、

北京ダック(北京烤鸭)

ですね。

本場の北京ダック店「全聚德本店」の写真

↑北京の老舗「全聚德本店」の北京ダック

値段は、258元(1元=15円として3,870円)

北京烤鴨店 銀座店

だと、1羽単品で9,800円ですからね。

日本より格安で楽しめます。

水餃子
黄焖鸡(東北料理の鶏肉煮込)
蒜蓉西兰花(ブロッコリーのニンニク炒め)
宫保鸡丁(鶏肉とナッツのピリ辛炒め)

といった家庭料理(家常菜)も、日本ではなかなか味わえない美味しさです。

「羊肉の炭火焼き」の写真

↑「羊肉の炭火焼」なども豪快な味わいです

パクチーや辛い料理が問題なければ、

兰州拉面(蘭州ラーメン)
重慶火鍋
烤鱼(中国の焼魚)
酸菜鱼(酸辛い川魚の煮込)
毛血旺(牛豚モツの激辛煮込)

といった、ゴリゴリの中国料理にもチャレンジしてみると、話のタネにもなります。

例えば、社内の中国人を食事に誘う際。

その方の地元料理(老家菜)が美味しい店を知っていると、話も弾みます。

自分の故郷の味を、美味しい!と言ってもらうと、誰も悪い気はしませんよね?

何より、

この人は、自分のメンツを考えてくれる

と、一目を置かれます。

誘う際の注意事項としては。

大众点评(中国版食べログ)等で中国人の評価の高い店を選ぶことが重要です。

別途、同じ地方出身の友人がいれば、事前に連れて行って評価を確認しておくとか。

相手にとって美味しくなければ、折角の気遣いも台無しですからね。

代表的な四川料理「水煮魚」の写真

↑代表的な四川料理「水煮魚」は、意外と?辛くありません。

中国料理は飽きたなあ・・・

となった場合でも。

上海、北京、広州、青島、大連、天津

沿岸の都心部であれば、日本料理や洋食も数多くあるので、選択肢も色々です。

地方都市の場合は・・・日本の調味料を持参した方が良いかもしれません。

とはいえ、最近は、内陸部にも日本料理店が進出しています。

日本企業が進出している都市であれば、日本食はどこかで手に入ると思います。

もう少し、ディープな中国料理が知りたい!

という方には。

本場の「ビャンビャン麺」を味わって、日本のカップ麺と比較している記事もあります。

ご参考ください。

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6年の中国赴任で得たマインド16選!

続いて、ワタクシが6年間、中国人メンバーと仕事をする中で得たマインドを具体的にご紹介します。

かなり実務的な内容です。

特に、中国赴任後に現地スタッフとの関わり方で悩んでいる場合は・・・ぜひご一読ください!

マインド1:努めて友好的に接する

笑顔で明るい挨拶や声がけを心がける

特に初対面の中国人は、軽く見られたくない意識が働くためか、無愛想な対応をする人が多い。

こちらから先に「折れる」姿勢を見せることで、本人の面子が保たれ、その後は驚くほど友好的に接してくれるケースが多い。

円滑な意思疎通を得るために。

役者になった気になって割り切れば、どうと言う事はない。

マインド2:重要な話は通訳を交える

中国語に習熟することは必要だが、生半可な中国語でやりとりして、意思疎通できたつもりになっていると危ない。

中には、

こいつはチェックが甘いだろう

と、詳しい説明もせずにサインを書かせようとしてくるケースもある。

容易にサインをしない姿勢を見せる。

よほどの緊急時でない限り。

何か違和感を覚えたら、その場で即決せずに、別の中国人に確認する。

細かなニュアンスや確認事項が抜ける可能性がある。

トラブルが発生してから「担当者には直接話した」と逃げられないように注意する。

通訳には、日本語がほぼネイティブレベルの人材が望ましいが、それ以上に前提となるのが、「信頼のできる」通訳。

いくら優秀でも、自分に都合の悪いことは訳さない場合もある。

通訳をお願いする中国人とは、普段から良好な関係性を構築しておく必要がある。

マインド3:相手に面子を持たせる

中国人と接する上で、非常に重要な要素。

人員管理は、「相手の面子」に留意することが最重要といっても過言ではない。

よく言われていることだが、大人数の前で、怒鳴って注意するような対応は控える。

仮に相手に落ち度があったとしても。

全て厳しく追求することはせずに、あえて寛容な振る舞いをあえて見せておく。

また、職務上の指示や指導の際も。

直属の管理者(生産現場で言うと、各係の班長など)を必ず通す。

中国人上司がいる場合は?

日本人上司との業務上のやりとりを共有しておくことで、協力的な関係となる。

社外の取引業者とも、同様のスタンスが望ましい。

仮に 100%先方に非があったとしても?

一部の尻拭いを買って出たりするなど、一歩踏み込んだ対応を示す。

そうすることで、良好な取引関係を築くことが出来る。

マインド4:現場への重要な指示は、書面で

中国に限ったことではないが、重要な指示を現場に伝える際は、口頭ではなく、「指示書」を極力作成する。

形式は紙に書いてもいいし、メールやグループチャット上でも良い。

内容は、

簡潔に分かりやすく

を特に留意する。

指示書には日時、指示者のサインを記入し、依頼する現場の職長に説明の上渡す。

(原本は保管しておく)

お互いのためにも、言った&言わなかったと揉める状況を避ける事。

マインド5:制度を厳格化する際は、先に利益を与える

突然制度を厳格化すると、従業員の心持ちとしても反発を覚えてしまい、折角正しい提案をしても聞き入れられず、継続しない場合が多々ある。

新しい制度を浸透させたい場合。

経営会や上司等々から承認を得て重みを持たせた上で、まずその旨を従業員全体に周知する。

アメとムチではないが、まずはメリット(給与もしくは福利厚生等の実益)を提示した上で遂行する事が、人心掌握として肝心となる。

また、よほどの違反を犯した場合でない限り。

すぐに罰則を与えるのではなく、1 回目違反を発見した際は、まず口頭での警告を本人に与える。

それでも違反が再発した場合に、ペナルティを与えるようにすると反発も少ない。

違反した場面を写真などの証拠を残して反論されないように準備しておく。

マインド6:感謝の気持ちは必ず形として伝える

中国人と良好な関係を築く上で重要な要素。

上司が、現場従業員との宴会費用や休日の弁当代を全額負担するケースも良くある。

身銭を切る対応については、日本ではそこまでする必要はないと感じる部分でも。

出来る範囲であえて踏み込んで、感謝の意を態度で示す。

日本製の食品は、職場へのお土産として喜ばれる。

所属部署に関わらず、帰国時にハンドキャリーでの買物を進んで個人で代行などすると、困った時に助けてくれる場合が多くなる。

露骨な言い方だが、些細な事でも恩を売っておく。

中国人は家族を非常に大切にする。

相手の配偶者などにも気遣った対応をすると、非常に喜ばれる。

マインド7:まずは自分がきちんとする

口先だけで規律上の正論を吐いて、当の本人がそれを実践しなかったり、守らなかったり
すると、まず 100%確実に反発される。

この点は、日本以上に注意する必要がある。

マインド8:自分の利益は後回しにする

優先順位は、

  1. 会社の利益
  2. 部下の利益
  3. 自分の利益

これを明確にしておく。

仕事上の成果は部下のものとして、積極的に上司に報告する。

その上で、成果に見合った評価を部下にフィードバックする。

そうすることで、部下のメンツとモチベーションが維持され、業務遂行の質が向上する。

マインド9:中国人の管理は中国人同士で

いくら現地に馴染んだとしても、特に、中国人現場従業員の心情として。

日本人にあれこれ言われたくない

という感情がやはり根底にある。

とはいえ、業務は業務。

迎合して言うべきことを言わずに媚びへつらう必要は全くない。

この部分に配慮し、中国人管理職との関係を良好に保った上で、中国人の職制を通すと、うまく物事が進むことが多い。

マインド10:少々の不具合は大目に見る

現場を巡回していると、作業員の不備を目撃することがある。

昼休みを過ぎても寝ている、等々。

その場で声をかけることも必要だが、あえて大げさには対応しないのが吉。

「規定違反なので黙認はしないが、会社には報告せずに今回は大目に見る」

という姿勢を見せる。

こうすることで、相手の弱みを握ったことになり、後々別件で衝突した際、相手を黙らせる材料となる。

例えば。

評価を下げて賃金が減ったことに対して不満をぶつけられた際などに、有効になる。

監視カメラを整備して、問題のある行為を画像で抑えておく事も、大切な管理手法といえる。

地べたで人が寝ている中国の日常風景

↑社内のメンバーではありませんが、こんな風景も日常です。

ヒンヤリ気持ち良さそうに寝ています(笑)

マインド11:自分のミスをフォローしてもらった際は、報酬を与える

業務の中でミスは誰にでも必ず発生する。

自分のミスが発覚した際は、言い訳せずに潔く非を認める。

その上で、フォローしてくれた従業員に対して報酬を与える。

現金が分かりやすいが、状況に応じて、お菓子の配布や該当メンバーを集めた食事会等でも良い。

そうすることで。

その従業員は文句を言わずに、継続して能動的に協力してくれるようになる。

マインド12:積極的に長所を評価する

普段の勤務態度に、軽微な問題があった従業員がいたとしても。

当人の作業に、他のメンバーよりも工夫が見られるなどの長所を発見した場合。

積極的に取り上げて、「作業標準」として評価を周知する。

その際、小額の報奨金を与えても効果的。

これにより、個人に対してではなく、行為に対する対応であることを周知できる。

マインド13:プランは3つ準備する

中国では外乱が多く、上手く物事が進むことの方が少ない。

A プラン(容易に実現できそうな方法)
B プラン(少々無理をすれば可能な方法)
C プラン(最終手段、奥の手)

を準備し、不測の事態に備えておく。

最悪、騙されても良いと思わないと、中国人とはつきあえない。

マインド14:業務を依頼する際は、目的に合致しているかを重視する

「こうして下さい」と依頼した方法にそのまま従うのではなく。

自分の考えを取り入れて、各自でやり方を変えてくる場合がある。

その際は、すぐさまその行為自体が間違っていると指摘するのではなく。

得られる結果が本来の目的に合致している部分が多ければ、静観する姿勢も必要。

時として、

日本ではこうやっていたから
こうすれば絶対に大丈夫!

と思って自信を持って指示した内容でも、彼等にとっては欠点がある。

実際、日本人が思いつかない「中国ならではの別の良い方法」が存在する場合がある。

万事に共通するが、

上から目線で指示すると
必ず反感を買う

「ここは中国」
「中国には中国のやり方がある」
「そこまで偉そうに言うのなら」
「あとは全部あなたに任せる」
「やれるものならやってみろ!」

という、彼らの真意をうまく汲んだやりとりを心掛ける。

主たる目的が達成できるのなら、自分のメンツや想いは前面に出す必要はない。

その姿勢が逆に中国人には響き、他の場面などでトラブルが発生して困った時、彼らの自発的なサポートを受けられるようになることが多い。

マインド15:特定の従業員と頻繁に交流しない

従業員は、管理者の動きをよく見ている。

気心の知れた親しい従業員と交流すること自体は、決して悪くはない。

とはいえ、仮に特定の従業員数名と頻繁に食事に行ったりするような行動をしていると、要注意。

それ以外の周囲からは、

この人は、我々を軽く見ているのでは?

と認識されてしまう。

自分にその意思がなくても、だ。

複数の担当部署があるのであれば。

部署毎の職長&メンバーに順番に声をかけて食事会を定期的に開くなど、偏らない交流が必要。

マインド16:当局の監査対応時における心構え

周辺企業の死亡事故等が発生した場合。

直ちに当局が多数で監査に突然押しかけてくるケースがある。

最近は、当局の担当者以外にも、大学などからの専門家がついてくる場合があり、関連設備の仕様、非常停止条件、等々について突っ込んだ質問をされる事がある。

過去の経緯を把握した上で
設備仕様書や図面を携帯しておく

その上で、うやむやな返答をせずに、実務担当者と一緒に応対し、焦らずに一つ一つ確認をしながら正確に返答する事が必要。

その他にも会社概要(製造範囲、製造能力、敷地面積、従業員数、対応組織体系、等)について、スラスラと言えるように事前に情報を頭に入れておく。

当然、正確に伝える必要があるので、通訳を交えた対応が必須。

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日本の素晴らしさを再発見できる

ここまで書いてしまうと、

だーじえは、ナゼ日本に住んでるの?
中国にいれば良かったんじゃない?

という疑問をお持ちになる方も、いらっしゃるかも知れませんね。

ぶっちゃけるとですね。

そんなワタクシは、

日本って、やはり良い国だ!!

という気持ちを噛み締めています。

それこそ、毎朝ですね

ああ、ココは日本だ!
なんてシアワセ!

と、手を合わせてます(笑)

中国赴任のおかげで再認識した「日本の素晴らしさ」は、以下の通りです。

  • 日本語が通じて、日本語で仕事できる
  • いつでも安くて美味しい日本食が手に入る
  • どこの出身地でも同じサービスを享受可能
  • 好きな時にどこにでも国内移動できる
  • ネットの規制もなく自由に発言できる

ずっと日本に暮らしていると・・・そんなことは「当たり前」だと思いますよね?

それがね・・・・違うんですよ。

日本の当たり前は、当たり前じゃないと痛感しました。

また中国で働きたいか?というと、

不要!(ぶやお:イヤです!)

子供が独立した後とか、期間限定などあれば考えなくもないかな?

やはり現時点では、「せめて出張ベース」が良いです。

まあ、この先の人生、何が起こるか分かりませんが・・・ 笑

コロナが明ければ、中国語圏への旅行にも行ってみたいですね。

ガイドが必要な方、お声がけくださいませ。

日程が合えば、ご同行しますよ♪

特に北京でしたら、楽しんで頂けるツテも多数ございます(笑)

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まとめ

以上、ワタクシの経験を踏まえて、

中国赴任のメリット
中国赴任に必要なマインド

について、お伝えしました。

結構長文になってしまいましたが、いかがでしたか?

アナタの背中を押せたでしょうか?

当記事の1つでもご参考になれば幸いです。

月並みな言い方ですが、

人生は1度きりです
悔いのないように!

日々、人生は「選択」の連続。

それは、中国赴任中でも同じコト。

その選択が間違っていなかった!

と思えるように、行動して、成長につなげたいですね。

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中国赴任について、もう少し話が聞きたい方へ

そして、最後になりますが。

長文にもかかわらず、ここまで読んでいただいた、アナタへ。

おそらくアナタは、中国赴任について、まだ疑問やお悩みをお持ちなのでは?

もう少し話が聞きたい

そう思われたら、ぜひご遠慮なくワタクシへご連絡くださいませ。

アナタとのご縁に感謝する意を込めて

中国赴任者や日本国内で中国人の部下を持つ方向けの研修では、半日〜1日で15万円以上必要な高額なセミナーもあります。

確かに、そんな研修も有用ではあると思いますが。

できる限り、ワタクシと同じような苦労をして欲しくない一心から。

当記事を検索してご覧いただいたアナタとのご縁にも感謝して、

無料で対応いたします

ワタクシが中国に赴任して1年目の頃。

直属の上司が帰国して1人になって、ものすごく精神的にも追い込まれたことがあります。

そんな思いは、アナタにはして欲しくない!

(勝手な使命感ですね 笑)

・中国での生活
・中国人の対応
・中国生活の楽しみ方

(アフター5を含めて)
・中国赴任での不安
・中国語の覚え方
・仕事で使える中国語
・中国人の心のつかみ方

ご相談いただく内容は、何でも構いません。

ただし、ワタクシ1人の対応では限界があるため、お問い合わせの人数が多くなった場合、予告なく終了することがあります

当記事でお伝えしたノウハウは、ワタクシが6年間積み上げた、超実務的な実経験。

会社が支払った6年間の経費は?

1億円近くには、なるでしょう。

当記事では書き切れていない、ノウハウもあります。

そんなノウハウが、無料でアナタのお役に立てる可能性があります。

あなたにリスクはありません

当然、お話の内容について、無断で口外はしません。

ワタクシまで、一度ご連絡をいただければ。

ご連絡後の48時間以内に
無料で必ず対応いたします

【注意事項】
・お名前は、ニックネームでOK
・メールは、フリーアドレスでOK

具体的なエピソードやお困り事の記載があると、ワタクシとしてもイメージがしやすいです。

アナタと同じ試練を乗り越えた、1人の同志として。

1つでもお役に立てることがあれば、何よりも幸いです。

アナタとのご縁に感謝する意を込めて

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!

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