2023年WBCの準々決勝で日本代表と対戦するイタリア代表って、どんだけ強いの??
そんなアナタの疑問を解決します。
イタリアって、どちらかといえば「サッカー強国」のイメージがありますが・・・野球の実力って、気になりますよね!
WBCイタリア代表のメンバー構成やチームの雰囲気を見ると・・・日本代表の「あのポーズ」に共通した「おまじない」がありました。
野球ファン、必見です!!
2023年WBCイタリア代表が強い理由
では早速、本題。
以下、5つの理由をお伝えします。
①:「失点率の低さ」で予選2位突破!
「失点率」の差で、1位のキューバに続く2位で予選を突破しています。
2023WBC「グループA」の結果
1位:キューバ 0.42(36回15失点)
2位:イタリア 0.47(36回17失点)
3位:オランダ0.56(34回19失点)
4位:パナマ0.6(35回21失点)
5位:台湾0.89(35回31失点)
「粘り強さ」が特徴のチーム!
グループA、本当にギリギリの戦いでしたね。
ところが、2023年1月2日に発表された、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)の「世界ランキング」を見ると・・・
🎉 Happy New Year!
— WBSC ⚾🥎 (@WBSC) January 1, 2023
📊🌏⚾ New Men’s Baseball Rankings released!
🇯🇵 Japan remains as world No 1 men’s baseball programme!
🔗 Check out the details here: https://t.co/FOV9iKjyZk pic.twitter.com/biCxtZNTgA
予選グループAの中では、1番低い16位。
台湾:2位
オランダ:7位
キューバ:8位
パナマ:12位
イタリア:16位
もう少し強いイメージがあったので、割と意外な順位ですよね?
A代表だけでなく、「各世代」の成績が含まれているので、このような順位になっている可能性がありますね。
ちなみに、サッカーの「FIFAランク(2022年12月22日発表)」で見ると、各国のランキングは次のように変わります。
台湾:157位
オランダ:6位
キューバ:168位
パナマ:61位
イタリア:8位
ーーーーーーーーーーーーーー
日本:20位
やはりイタリアは、野球よりサッカーが強いイメージですね。
2006年/2009年:1次ラウンド敗退
2013年:2次ラウンド敗退
2017年:1次ラウンド敗退
日本代表は、過去のオリンピックでイタリア代表と4回対戦して全勝しています(3試合でコールド勝ち)。
とはいえ、油断は大敵!!
②:主力選手が「メジャーリーガー」
それ以外の選手も、ほとんどがメジャーリーグの下部チームに所属。
2023WBCイタリア代表メンバーは、コチラ。
背番号 | 選手名 | ポジション | メジャーリーガー |
---|---|---|---|
22 | デビット・フレッチャー | 内野手 | エンゼルス |
1 | マイルズ・マストロポーニ | 内野手 | カブス |
9 | ビニー・パスカンティーノ | 内野手 | ロイヤルズ |
2 | ニッキー・ロペス | 内野手 | ロイヤルズ |
6 | ジョン・バレンテ | 内野手 | タイガース(3A) |
15 | ロベル・ガルシア | 内野手 | トロス(ドミニカ) |
内野手にメジャーリーガーが4名。
アメリカ代表の「2軍」みたいなイメージ!
日本代表との対戦は、イタリア代表のアウェイ(東京ドーム)なので、条件としては有利になったかも?
③:マイク・ピアザ監督|野茂英雄の相棒
1995年に野茂英雄が大リーグにデビューした当時、話題になった元ドジャースのキャッチャーですね。
アナタが当時を覚えている世代であれば、かなり懐かしいのでは?
Piazza: “Congratulazioni a tutta la squadra, abbiamo avuto difficoltà e momenti di frustrazione ma non ci siamo mai scoraggiati e abbiamo combattuto fino alla fine.” pic.twitter.com/y7TCZlj5Dv
— FIBS (@FIBSpress) March 9, 2023
生年月日:1968年9月4日(54才)
身長/体重:190.5cm/97.5kg
出身:ペンシルベニア州
右投・右打
ポジション:捕手、一塁手
所属チーム:アスレチックス(2008年引退)
国籍:イタリア・シチリア(父方)
アメリカ
マイク・ピアザ監督は、「打撃だけなら、捕手ではメジャー最高の選手」と呼ばれていました。
野茂英雄とのやり取りで、日本人の考え方にも馴染みがありますからね。
侍ジャパンにとっては、1番やっかいな相手かもしれません。
④:チーム内の仲が良くて「口ひげ」を伸ばしている
ここからが、「イタリアらしい」エピソード。
2023WBCの大会中に、マイク・ピアザ監督のトレードマークである「口ひげ」を、イタリアチームの選手がマネして話題になっています。
Team Italy, led by manager Mike Piazza, has an espresso machine in the dugout and a roster full of mustaches at the World Baseball Classic. https://t.co/rkyhbLmC6W
— USA TODAY Sports (@usatodaysports) March 12, 2023
「口ひげ」作戦を始めたのは、大谷翔平と同僚のドミニク・フレッチャー選手。
(↓写真左の22番)
Team Italy is bringing the sauce to the #WorldBaseballClassic. pic.twitter.com/kuVKTob75L
— World Baseball Classic (@WBCBaseball) March 7, 2023
イタリア代表の「仲の良さ」を物語るエピソードですね。
イタリアチームの「仲間意識」を高める方法として、侍ジャパンでも話題になった「ペッパーグラインダー」と同じような効果がありそう。
↓参照先↓
ヌートバー=ペッパーグラインダーの意味と経緯は?元ネタは別チーム!
⑤:イタリア式のペッパーグラインダー?|エスプレッソマシーン
極め付けは、コチラ!
マイク・ピアザ監督が持ち込んで話題になっている、エスプレッソマシーンです。
Team Italy has an Espresso machine in the dugout ☕️ #WorldBaseballClassic pic.twitter.com/ml5Q1bFeGK
— Growing Up Italian (@GrowingUpItalia) March 10, 2023
と言われていたどうかは、定かではありませんが・・・実に優雅なベンチです(笑)
日本人には中々思いつかない、イタリアならではの「発想」で、チームを盛り上げようとしてる様子が分かりますね。
個人的に、こういうチームは
楽しそうで大好き!!
⑥:強豪に勝った「勢い」がある
チームとしては世界ランキングが1番低い中で、粘りに粘った予選通過ですからね。
ある意味、コレが侍ジャパンにとって最も厄介な要件かも??
イタリアチームのメンバーは、ほとんどがアメリカで野球をしていますし、WBCでの活躍次第では、メジャースカウト陣にもアピールできる絶好の機会です。
しかも、相手は日本ですからね。
もしイタリア代表がボロ負けしたとしても・・・個人で大谷翔平やダルビッシュからホームランを打てたら、それだけでも注目されます。
侍ジャパンとしては、
と向かってくるイタリア代表に対して、「受け」に回らないように注意したいですね。
【世間の声】イタリア代表の強さが気になる!
・イタリア代表と言っても、アメリカ人(イタリア系?)ばかりやん
・野球のイタリア代表の方が勝負強い??
・イタリア代表、普通に強いぞ?メンツほぼMLB選手だぞ?
・国際大会での強さならサッカーのイタリア代表より、野球のイタリア代表の方が強い?
・イタリア代表って、実際のところ実力はどうなんだろ?
・イタリア代表なんでこんな強い?
引用元:ツイッターより
野球のイタリア代表って、強いの??
と疑問に思って警戒しているのは、アナタだけではないようです。
イタリア代表、決して油断はできないチームですね。
日本代表 VS イタリア代表の準々決勝は、負けたらおしまいの一発勝負。
【2023年】WBCイタリア代表の主力選手4名
①:デビット・フレッチャー|エンゼルス
まずは、何といってもこの選手!
フレッチャーは、大谷翔平選手と同じエンゼルスの上位打線でプレーしている中心選手です。
🌪🌪
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) March 10, 2023
Niceee little spin from Miles Mastrobuoni to get the out for Italy!
📺: WBC on @Tubi pic.twitter.com/zeAE8UCFDU
生年月日:1994年5月31日(28才)
身長/体重:175.3cm/79.4kg
出身:カリフォルニア州・オレンジ
右投・右打
ポジション:内野手(二塁手など)
2023年の年棒:6百万ドル(約8億円)
所属チーム:エンゼルス(2015〜)
身長は高くありませんが、華麗な守備が特徴で、2019年のゴールドグラブ賞では、メジャーリーグの三塁手部門で3位に入っています。
- ルービックキューブが得意
(6面を90秒で完成) - 打率は高いが、長打ではなく単打が多い
- 三振がほとんどなく、早打ちタイプ
- 悪球打ちが得意
- 母親がイタリア出身で、イタリア語も上手
色々と「特技」も多いので、「クセ」のある選手のイメージです。
In case you were sleeping…🇯🇵🤌@Angels pic.twitter.com/xqXitqXEaH
— Bally Sports West (@BallySportWest) March 9, 2023
チームメイトの大谷翔平選手との「ガチ対決」が見れるなんて・・・WBCファンとしては楽しみすぎます!
②:ビニー・パスカンティーノ|ロイヤルズ
VINNIE PASQUANTINO FIRST HIT IS A HOME RUN
— Barstool Baseball (@Starting9) July 2, 2022
WELCOME TO THE SHOW pic.twitter.com/w7tO00ZFcx
生年月日:1997年10月10日(25才)
身長/体重:193cm/111.1kg
出身:バージニア州・リッチモンド
左投・左打
ポジション:内野手(一塁手)
所属チーム:ロイヤルズ(2022〜)
「イタリアン・ナイトメア」のニックネームがある、大柄な選手です。
パワーがありそうなので
甘いボールは要注意!!
③:マット・ハービー|前オリオールズ3A
Matt Harvey pitching to Yoenis Cespedes… is it 2015?? 😂 pic.twitter.com/14fkQTPRjE
— The Game Day MLB (@TheGameDayMLB) March 9, 2023
生年月日:1989年3月27日(33才)
身長/体重:193cm/102.1kg
出身:コネチカット州・ニューロンドン
右投・右打
ポジション:投手
所属チーム:オリオールズ(2021)
プレッシャーのかかるWBCの短期決戦で、ベテランの経験は心強いですね。
④:ニッキー・ロペス|ロイヤルズ
NICKY 🇮🇹🔥 = Fletchers@wbcbaseball #benvenutoacasa #ItaliaBaseball @fibs_italia pic.twitter.com/gz0LEoyXeM
— FIBS (@FIBSpress) March 9, 2023
生年月日:1995年3月13日(27才)
身長/体重:180cm/79.4kg
出身:イリノイ州・ネイパービル
右投・左打
ポジション:二塁手・遊撃手
所属チーム:ロイヤルズ(2019〜)
フレッチャー選手に似たような雰囲気を感じますね!
イタリアでの野球人気は?
イタリアには、FIBS(イタリア野球ソフトボール連盟)と呼ばれる組織があり、国内リーグは5つのレベルに分かれています。
FIBSの加盟企業は約470社あり、
会員数は約5万人です。
野球の競技人口は、全世界で3,500万人と言われているので・・・競技人口としては人気があるとは言えない状況ですね。
↓参照先↓
ウィキペディア|イタリアの野球
まとめ
2023年のWBCイタリア代表が強い理由について、注目選手を含めて、詳しい情報をお伝えしました。
「ひげ」と「エスプレッソマシーン」でチームを盛り上げるなんて、とてもユニークなチームですね。
さすが、ラテン系!!
お互い怪我なくフェアプレーで、熱い戦いを期待しましょう!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!