WBCメキシコ代表が強い理由10選!なぜアメリカに勝利?【2023年】

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WBCのメキシコ代表って、強い!?

2023年3月21日のWBC準決勝では、日本代表をギリギリまで追いつめたメキシコ代表。

メキシコといえば、サッカーやボクシングが強いイメージがありますが・・・野球ってどうなんでしょうね。

これは気になります!!

メキシコ代表の注目選手を含めて、詳しい情報をアナタへお伝えします。

WBCファン必見です!!

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目次

2023年WBC|メキシコ代表が強い理由

では早速、本題。

2012年から11年間もメジャーリーグでプレーしている、あの日本代表のダルビッシュ投手も「すごく強い」と警戒していたメキシコ代表。

メキシコ代表は、なぜ強いのか?

詳しく見ていきましょう!

強い理由①:アメリカ代表に11-5で勝利!

メキシコ代表は、2023年WBCの予選Cグループで「アメリカ代表」にも勝利し、3勝1敗で1位通過

そして何より、メキシコ代表は、アメリカ代表との直接対決で「11-5」の大差で勝利しています。

「たまたま」アメリカ代表に大差で勝てるような、甘い世界ではないですからね。

メキシコ代表とアメリカ代表は、予選Cグループでは同じ3勝1負の成績でしたが、メキシコ代表は、得点(+1点)・失点(-2点)の差でアメリカ代表を上回っています。

これは強いですね!!

2023年WBCのメキシコ代表は、攻撃も守備も、かなり強い事が分かります。

メキシコ代表の過去のWBC成績は、こちら。

2006年2次ラウンド敗退
2009年:2次ラウンド敗退
2013年:1次ラウンド敗退
2017年:1次ラウンド敗退
2023年:準決勝敗退

過去のWBCでは予選敗退していますが、2023年は初の準決勝進出!

9回裏に侍ジャパンに5-6のスコアで逆転負けをしましたが、本当にどっちが勝利してもおかしくない試合展開でした。

やはり、今回のメキシコ代表は強かった!

強い理由②:世界ランキング5位

2023年WBCのメキシコは、最新の世界ランキングで「5位」

2021年12月31日:4位
2021年8月11日:5位
2021年6月28日:5位
2020年3月18日:5位

2021年12月の時点で4位だったので、(ランキング上では)2023年WBCのメキシコ代表は、歴代最強ではありません。

ですが、直近の3年間で世界ランク5位以上をキープしていますし、3位のアメリカにも勝利しています。

↓参照先↓
WBSC世界ランキング 野球男子

つまり、どういうことか?

もしアナタが、サッカーもご存知であれば、良くお分かりいただけるかと。

最新のサッカーFIFAランク(2022年12月22日)の5位は、世界最高峰のプレミアリーグがあるイングランドです(3位はフランス)。

一方、サッカー日本代表のFIFAランクは、20位。

サッカー日本代表は、2022年のカタールW杯でドイツやスペインに勝利できましたが、普段の実力から考えると・・・やはり、イングランドやフランスに勝てそうな気がしませんよね?

野球のメキシコ代表は、サッカーで例えると、「イングランド」と同じレベル感の実力があり、2022年カタールW杯で準優勝した「フランス」にも勝てる強さのチームと言えます。

こうして考えると、野球の世界ランキング5位であるメキシコ代表は、かなり強いチームです。

↓参照先↓
DAZN|最新FIFAランキング

強い理由③:メージャーリーガーが多い

WBCメキシコ代表には、メジャーリーガー22名がいます(2023年3月18日 Full-countより)

スクロールできます
選手名ポジション所属チーム
ジョーイ・メネセス内野手ナショナルズ
アラン・トレホ内野手ロッキーズ
アイザック・パレデス内野手レイズ
ジョナサン・アランダ内野手レイズ
ロウディ・テレス内野手ブリュワーズ
ルイス・ウリアス内野手ブリュワーズ
ロベルト・バレンズエラ内野手メキシコリーグ
引用元:Full-count

WBCメキシコ代表のキャッチャー・内野手・外野手は、ほとんど全員がメジャーリーガー。

いやもう、これは・・・・・

フツーにメジャーリーグのチーム(汗)

そりゃあ、アメリカ代表にも勝てますよね。

世界ランク1位の侍ジャパンとしても、WBCメキシコ代表は、決して油断できない強さのチームですね。

強い理由④:メキシコ人の応援がすごい

WBCメキシコ代表は、選手の実力も要注意ですが、「ファンの応援」も無視できません。

アメリカで有名な日刊紙「ニューヨーク・タイムズ」には。

WBCの予選グループCで、メキシコ代表がアメリカ代表に11-5で勝利した際、

メキシコのファンが 47,534 人の強さでダイヤモンドバックスの洞窟のような球場を揺るがした

という表現がありました。

これは、アメリカ代表としても、非常にやりづらかったでしょうね・・・

↓参照先↓
The New York Times|メキシコへの敗北は、米国に不快な切迫感を与える

メキシコ代表ファンの様子は、こちら

メキシコ代表の帽子をかぶって、かなりの人数が集まって応援していますね。

中には、こんな「マスクマン」も・・・

スタンドで応援するメキシコ代表ファンも、いかにも陽気な感じです。

侍ジャパンとメキシコ代表が準決勝で対戦すると・・・現地のスタジアム(ローンデポ・パーク:フロリダ州マイアミにも、多くのメキシコ人のファンが応援に集まっていました。

日本代表、完全にアウェー状態でしたね。

強い理由⑤:ローンデポ・パークで逆転勝利した実戦経験がある

日本代表にとっては、コチラも見逃せない強みでした。

メキシコ代表は、2023年WBCの準々決勝で、プエルトリコ代表(ランキング13位)に「5-4」で逆転勝利。

ギリギリの接戦に勝利したことで、メキシコ代表の勢いもありましたね。

この時のスタジアムは、準決勝と同じローンデポ・パーク

ローンデポ・パーク(2012年完成)は、メジャーリーグ「マイアミ・マーリンズ」の本拠地です。

一方で、WBCの予選を東京ドームで戦ってきた侍ジャパンとしては、まずは試合会場に慣れる必要がありました。

そう考えると、「条件的には」メキシコ代表の方が有利な状況でしたね。

強い理由⑥:技術力だけでなく、チームとしての組織力がある

お伝えしたように、メキシコの代表チームは、国内外から選ばれたメジャーレベルの選手を中心に構成されています。

しかもメキシコは、陸続きでラテン諸国中でも閉鎖的で国民意識が強いとされる「野球大国」です。

特に、WBCのような「短期決戦」の国際大会では、個人の技術力だけでなく、チームとしての「組織力」が重要なので、メジャーリーグの高い戦術性とチームワークを誇るメキシコ代表にとって、有利な条件になっていると考えられます。

強い理由⑦:野球はメキシコで国民的なスポーツだから

メキシコでは、野球はサッカーと並んで人気のあるスポーツです

特に、アメリカとの国境に近いメキシコ北部の地域では、野球の方がサッカーよりも人気があります。

メキシコ(公用語:スペイン語)には、1925年に設立されたメキシカンリーグ(2023年時点で16チーム)があり、熟練したプレーヤーを輩出しています。

メキシコ国内のプロリーグは、夏シーズン(LMB:3月〜9月上旬)・冬シーズン(LMP:10月〜1月)に開催されています。

夏と冬にプロ野球のシーズンがあるのは、メキシコが中南米で唯一です。

人気があり、歴史もある。

メキシコで野球が国民的なスポーツで、多くのプレーヤーが野球に熱心に取り組んでいることが、WBCでの強さにつながっています。

↓参照先↓
ウィキペディア|メキシコでの野球

強い理由⑧:地理的にもアメリカに近く、メジャーリーグと密接な関係がある

「地理的にもアメリカに近く、メジャーリーグと密接な関係がある」をイメージする画像

メキシコの野球界は、アメリカ合衆国のメジャーリーグベースボール(MLB)と密接な関係があります。

なにせ、多くのメキシコ人プレーヤーがMLBのチームでプレーしていますからね。

MLBのチームは、メキシコのプロ野球リーグから多くの選手をスカウトしているので、メキシコのプレーヤーはMLBのレベルに慣れ親しんでいます。

そのため、メキシコ代表には「目の肥えた」選手が多数います。

なので、WBCでのプレーにおいても、「いつもの感じ」「落ち着いて」高い技術力を発揮することができます。

強い理由⑨:若年層の強化体制が整っている

「メキシコ代表の若年層の強化体制が整っている」をイメージする画像

メキシコ野球には、「14才」でもプロ選手契約できる育成システムがあります

他にも、アメリカ帰りの大リーガーと有望な若手選手を一緒に練習させて経験を積ませる「育成プログラム」

メキシコでは、プロ野球リーグやアマチュアリーグでの試合に加え、経験豊富や指導者が野球アカデミーを運営して、若手選手のトレーニングや育成に力を入れています。

さらに、メキシコの若手選手は、アメリカのマイナーリーグや日本のプロ野球など、海外の野球リーグでの経験を積むことができる機会が豊富にあります。

このような経験を通じて、海外のトップレベルのプレーを学び、自身のプレーの幅を広げることができる訳ですね。

部活動の高校野球を経て、日本ハムからメジャーリーグへ移籍した大谷翔平選手とは、ちょっと違う流れです。

また、メキシコの野球界では、プレースタイルにこだわることなく、「経験を第一」とした柔軟な育成方針がとられています。

若手選手たちの最終目標は、「アメリカでプレーすること」

これにより、多様なプレースタイルを持つ若手選手が育成され、メキシコ野球の強さを支えることにつながっています。

↓参照先↓
U-18対戦国の野球/メキシコ野球の先を見据えた若年層強化

強い理由⑩:精神面でもタフ

WBCメキシコ代表は、「国民性」として精神面でもタフです

実際にメキシコ代表は、2023年の準々決勝でも、プエルトリコ代表に初回4点をリードされた後に、逆転勝利しています。

このことから、逆境に陥った時にも諦めずに戦い続けることができる「精神面の強さ」も兼ね備えていることがよくわかりますね。

確かに、サッカーやボクシングでも、メキシコ人は「打たれ強さ」があるイメージがありますよね。

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【世間の声】メキシコ代表が強い!

「【世間の声】メキシコ代表が強い!」をイメージする画像

・メキシコ代表強いな、ちゃんとアメリカ投手陣を打ち崩した

・今回のメキシコはアメリカにも1次ラウンドで勝っているので… 強いです

・メキシコ代表だってメジャーリーガー20人ぐらいいるんじゃなかった?強い強い、こわいこわい

メキシコ普通に強いからな?メジャー組何人おると思ってんの

・メキシコ代表も強いねぇ。特にメネセス

・メキシコは強いし乗ってるね

引用元:ツイッター

メキシコ代表に多くのメジャーリーガーがいることに驚いている声に加えて、アメリカ代表に大差で勝利したことで「メキシコ強い!」とコメントしているツイートがありました。

それに対して、日本代表は・・・移動後のコンディション調整やファンの声援も含めて、「完全アウェイ」の状況。

いやー全く「楽勝ムード」ではなかった!

予想通り、日本代表 VS メキシコ代表の準決勝は、かなり厳しいゲームでしたね。

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2023年WBC|メキシコ代表の強い選手

メキシコ代表の「強さ」を象徴するメンバーです。

①:ジョーイ・メネセス|ナショナルズ

メキシコ代表で最も要注意な注目選手は、アメリカ代表戦で大活躍したコチラの選手!

生年月日:1992年5月6日(30才)
身長/体重:190.5cm/97.5kg

出身:メキシコ・シナロア州
右投・右打
ポジション:一塁手・外野手
所属チーム:ナショナルズ

(2022〜)

5才から野球を始めて、中学・高校時代にはバレーボールもプレーしていた、スポーツ万能な選手です。

2018年〜2019年には、日本プロ野球のオリックス・バファローズにも所属していた(ドーピング発覚で退団)ので、日本人選手のクセもよく知っているでしょう。

憧れの野球選手は、ヤンキースでプレーしていた「デレク・ジーター」

逆方向にも、強くて伸びのある打球を飛ばす事ができます。

2023年3月13日のアメリカ代表戦では、初回の2ランホームランで先制し、4回表の3ランホームランで5打点を上げています。

WBCのような短期決戦で「ノっている」選手は、要注意ですね!

②:ランディ・アロサレーナ|レイズ

2023年3月19日放送「サンデーモーニング」で、ご意見番の上原浩治氏が「要注意人物」としてコメントしていた選手です。

ランディ・アロサレーナ選手は、プレッシャーのかかる準々決勝のプエルトリコ戦でも「ここぞ!」という場面で、ファインプレーを見せてくれました。

WBC準決勝の日本代表戦でも、岡本選手が打ったホームラン性のボールをフェンスギリギリでキャッチするという「超ファインプレー」が飛び出しました。

WBCメキシコ代表は、外野の守備も強い!

生年月日:1995年2月28日(28才)
身長/体重:180.3cm/77.1kg

出身:キューバ・ハバナ
(メキシコへ亡命)
右投・右打
ポジション:外野手
所属チーム:アストロズ(2020〜)

2020年にレイズでメジャーデビューし、ア・リーグの優勝決定シリーズでは新人野手で史上初となるMVPを獲得しているランディ・アロサレーナ選手の特徴は、「短期決戦に強い」こと。

2023WBCの予選リーグCでは、1番バッターとして打率5割の成績でMVPになっています。

また、ヒットを打った後に「ベース上で腕を組んで胸を張るポーズ」を始めて、チームのムードメーカーとしても人気があります。

WBC日本代表で言えば、ヌートバー選手の「ペッパーグラインダー」と同じですね。

2022年にはメキシコの市民権を獲得し、2023年には半生を描いた映画が公開予定(詳細は不明)にもなっている人物です。

③:パトリック・サンドバル|エンゼルス

大谷翔平選手と同じエンゼルスに所属する選手で、日本代表とのWBC準決勝で先発したピッチャー。

ものすごい制球力で、侍ジャパン打線を4回まで完封しています。

生年月日:1996年10月18日(26才)
身長/体重:190.5cm/86.2kg

出身:アメリカ・カリフォルニア州
(母親のロビンがメキシコ出身)
左投・左打
ポジション:投手
所属チーム:エンゼルス(2019〜)

2022年シーズンの成績は、6勝9敗・防御率2.91。

投げる球種は、以下の通り。

・ストレート
・スライダー
・チェンジアップ
・カーブ
・シンカー

時速150km/hの速球を投げる能力もありながら、2021年シーズンの球速の平均は、85.4マイル(137.4km/h)との情報もあるので、「速球派」「技巧派」の要素を兼ね備えたピッチャーですね。

WBC準決勝の先発ピッチャー2名(佐々木朗希選手・サンドバル選手)と写真を撮影した、ファンの投稿もツイートされています。

パトリック・サンドバル選手の詳しい情報については、チームメイトの大谷翔平選手から、侍ジャパンにも共有されていたでしょうが・・・「わかっていても打てない」ものすごい制球力のあるピッチングでした。

↓参照先↓
MLBの2022シーズン成績|パトリック・サンドバル
ウィキペディア(英語版)|パトリック・サンドバル

④:ホセ・ウルキディ|アストロズ

個人的に驚いたのは、コチラの選手!

ものすごいカーブボールを投げます。

2023WBCの準決勝でも、5回裏からサンドバル投手に続く2番手として、中継ぎ登板。

5回裏・2アウト満塁のピンチを0点で切り抜けました。

生年月日:1995年5月1日(27才)
身長/体重:182.9cm/81.6kg

出身:メキシコ・シナロア州
右投・右打
ポジション:投手
所属チーム:アストロズ
(2019〜)

2022年のMLBシーズンでも、13勝8敗・防御率3.94の成績(ア・リーグ35位)です。

有名な日本人メジャーリーガーの成績と比べても・・・

  • 大谷翔平:防御率2.33
    (メジャー全体で6位)
  • ダルビッシュ:防御率3.10
    (メジャー全体で20位)

エース級のピッチャーです!

↓参照先↓
MLB.com|ホセ・ウルキディの成績
MLB|2022年シーズンMLB投手防御率ランキング

⑤:ジオバニー・ガイエゴス|カージナルス

2023年WBC準々決勝の最終回で、1点差に迫るプエルトリコの猛攻を抑え切った「タフ」な投手です。

生年月日:1991年8月14日(31才)
身長/体重:188cm/95.3kg

出身:メキシコ・ソノラ州
右投・右打
ポジション:投手
所属チーム:カージナルス(2018〜)

オーバースローからの、平均球速151km/hのストレート・平均133km/hのスライダー・平均135km/hのチェンジアップで緩急をつけた投球が特徴の選手。

制球力もある「右の本格派」です。

WBC準決勝の最終回(9回裏)では、侍ジャパンの村神様(村上宗隆選手)に、劇的な逆転打を打たれてしまいましたが・・・非常に見応えのある投球でした。

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まとめ

2023年WBCのメキシコ代表が強い理由について、詳しくお伝えしました。

まとめると、以下の通りです。

  • アメリカ代表に勝てる実力
  • 世界ランキング5位の強さ
  • メージャーリーガーの多さ
  • 熱烈なメキシコ人の応援
  • WBC決勝スタジアムでの経験
  • 国民的な野球人気
  • 技術力と組織力の高さ
  • メジャーリーグとの密接な関係
  • 若年層の強化体制
  • 精神面でのタフさ

パンチの効いた、実に強いチームでした

こんな強いチームと日本代表が対戦した結果・・・予想通り、非常に手に汗握る試合展開になりましたね。

2023年WBCの日本代表をギリギリまで追い詰めた、メキシコ代表。

その強さは、本物でした!!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!

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